政府・民主党から出る発言は、百花斉放どれが本当の話か分からない。皆がそれぞれ勝手な推測をしているに過ぎない。取材する方も迷惑至極な話である。
前原国家戦略担当大臣は、神戸市で野田総理大臣は年内の衆議院の解散に踏み切るという見方を重ねて示した。
「私の考えは、きのうの発言と変わっていない。野田総理大臣が、民主・自民・公明の3党の党首会談で思いを話し、解散に向けた条件を示したので、あとは信頼関係をもって3党で話をすることに尽きる」と述べた。
安住幹事長代行が「個人の感覚として発言したと聞いている。党執行部の意思ではない」と否定したことに、よほど腹を据えかねたらしい。喧嘩を売るなら、買いましょう、という様子がありあり。
これには火元の輿石幹事長は「前原氏の発言は、政府・与党の共通認識とは違うということなのか」と質問されて、「政府・与党で、衆議院の解散について協議したわけではない」と逃げ腰。どうなっているのだろう、民主党は・・・。
<前原国家戦略担当大臣は、神戸市で記者団に対し、赤字国債発行法案などが成立すれば、野田総理大臣は年内の衆議院の解散に踏み切るという見方を重ねて示したうえで、自民・公明両党は国会審議に応じ、法案の成立に協力すべきだという考えを示しました。
この中で、前原国家戦略担当大臣は、臨時国会で赤字国債発行法案の成立などが実現すれば、野田総理大臣は、年内の衆議院の解散に踏み切るというみずからの見方に、政府・民主党内から批判が出ていることに関連して、「私の考えは、きのうの発言と変わっていない。野田総理大臣が、民主・自民・公明の3党の党首会談で思いを話し、解散に向けた条件を示したので、あとは信頼関係をもって3党で話をすることに尽きる」と述べました。
そのうえで、前原大臣は「赤字国債発行法案などの成立が見通せないなかで、野田総理大臣が解散の時期を明示できない気持ちは、よく分かる。自民・公明両党の党首は、解散の時期を明示しなければ法案の審議に応じないというのではなく、国会審議を通じて話をしていけば、おのずと合意が得られるのではないか」と述べ、自民・公明両党は国会審議に応じ、赤字国債発行法案
の成立などに協力すべきだという考えを示しました。
<.石破幹事長“まさしくそのとおり”>
自民党の石破幹事長は記者団に対し、「前原国家戦略担当大臣の発言は、まさしくそのとおりで、まっとうなことを言う人もいるものだと思った。有力な閣僚が発言した以上、閣内不一致があってはならず、閣内できちんと調整して、野田総理大臣の口から同じことばが発せられるべきだ」と述べました。
<“うそをついていないという意味”>
民主党の輿石幹事長は記者会見で、「前原国家戦略担当大臣は、野党が『野田総理大臣が近いうちに信を問うと言いながら、それを明示しないのは、うそつきではないか』といった趣旨のことを言うので、『決してうそをついているわけではない』という意味で答えたのだと思う」と述べました。
一方で輿石氏は、記者団が「前原氏の発言は、政府・与党の共通認識とは違うということなのか」と質問したのに対し、「政府・与党で、衆議院の解散について協議したわけではない」と述べました。(NHK)>
杜父魚文庫
10799 前原氏“年内解散の見方”重ねて示す 古澤襄

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