新たな基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8」が26日、米マイクロソフト(MS)から発売された。タッチパネル式の画面を採用したパソコンなら、画面に触れて操作できるのが特徴だというが、あまり食指が動かない。
私のPCのOSソフトも十数年の変遷を重ねている。友人たちと相談してインターネット・エッセイ文庫「杜父魚文庫」を立ち上げた時には、「ウィンドウズ95」の全盛時代。初期の「ウィンドウズ95」はインターネットの機能は搭載していなかったが、ビル・ゲイツが自分の判断の誤りに気づき、インターネット機能が標準搭載されていた。
「杜父魚文庫」は会員制をとって、執筆者二十数人のエッセイを毎日、送信している。200本ぐらいのエッセイを送ったが、ウイルスに感染した記事が読者に届けられるという思ってもみない事故が発生した。一番、多かったのは「トロイの木馬」というウイルス。読者から来るメールにもウイルスに感染してものが多発している。
■トロイの木馬(トロイのもくば、Trojan horse)=コンピュータの安全上の脅威となるソフトウェアの一つである。「イーリアス」に登場するトロイの木馬になぞらえて名前がつけられた。自己増殖機能がないことからコンピュータウイルスとは区別されるが、ほとんどが有害なため一般的にはウイルスとして認知されている。毎年いくつかの新種と、膨大な数の亜種が作り出されている。(ウイキペデイア)
そこで思い切って会員に同時送信するメルマガ方式をやめて、読者から「杜父魚文庫」にアクセスして貰う方式に変えた。これなら読者から来るメールのウイルス対策だけを考えればいい。
「ウィンドウズ95」にはウイルス対応が不十分だった気がする。当時、流行したウイルス駆除ソフトを搭載したのだが、強力ソフトだったのでPCの処理スピードが大幅にダウンする別の問題で悩まされた。
2005年に「ウィンドウズXP」が発売。「ウィンドウズ95」から、この新OSソフトに切り替えた。同時にメール送受信で使う「Outlook Express」と平行して「Becky」も搭載した。「Becky」はウイルス被害が少ないと聞いたからである。「Becky」を使う人が少ないから、ウイルスの悪戯をするマニアも見逃していたのであろう。
この頃、プロバイダーのウイルス対策も進んできた。私は大手のOCNと契約しているが、OCN側でウイルス・メールや迷惑メールを駆除して貰っている。一日に20本前後が駆除されている。それでも三、四本はOCNの網を潜って送信されてくる。クリックせずに削除するのは言うまでもない。
「ウィンドウズXP」は、米国の調査会社 Net Applicationsによると、2011年9月における世界のOSシェアで47.29%、いまだに首位にあるという人気OSソフト。
2007年に「ウィンドウズVISTA」が発売された。私がバックアップ機として使っているノートPCには「VISTA」を搭載してある。マイクロソフトが「混乱を解消し、あふれる情報を整理し、未来を垣間見せる」とのうたい文句で売り出したのにつられて購入した。
「ウィンドウズXP」まで存在していた「Outlook Express」に替わって「Windows メール」が搭載され、迷惑メール対策の強化がされている。
いまのところ「ウィンドウズXP」と「ウィンドウズVISTA」があれば、「ウィンドウズ8」を求める気にならない。東京新聞は「スマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット端末がパソコンに取って代わる中で、かつての存在感は薄らいでいる」と分析している。
杜父魚文庫
10847 OSソフト「ウィンドウズ8」が発売というが 古澤襄

コメント
正しい選択だとおもいます。いくらお金があっても足らない。