臨時国会の開幕を明日に控えた28日、まず鹿児島三区の補選の結果が今夜には判明する。石原新党の誕生で第三極の結集が注目されているが、8チャンネルでみんなの党の渡辺代表とたちあがれの園田幹事長のやりとりが面白かった。
両者とも石原新党とみんなの党の提携にこれまで否定的な発言をしてきたが、渡辺代表は基本的な理念で石原氏と一致できるか、二人の会談で話し合うと前向きともとられる発言をした。
石原新党とみんなの党は東京・関東地区でぶつかる。石原新党が東京地区を中心に候補者を擁立、みんなの党は北関東と南関東で重点候補者の擁立という”棲み分け”ができれば、提携の可能性がある。石原・渡辺会談で候補者調整ができれば、この話は一気に進むかもしれない。
調整が不調に終われば、共倒れの可能性があるからだ。
28日(正午現在)は渡部亮次郎氏主宰の「頂門の一針」の執筆者が書いた論評が、上位ベスト・テンに入り、多くの読者から読まれている。
①いまこそ直視せよ、人民解放軍の光と影 桜井よしこ
②石原慎太郎さんが動く意義 西村眞悟
③チャイナ・ウオッチャーの第一人者が警告 古澤襄
④日本でのボツリヌス中毒 渡部亮次郎
⑤現行憲法が尖閣防衛を妨げる 古森義久
⑥石原は良い奴なんです 前田正晶
⑦韓国ロケット、部品破損で打ち上げ失敗 古澤襄
⑧野田内閣にはやる気がないのか 前田正晶
⑨OSソフト「ウィンドウズ8」が発売というが 古澤襄
⑩「国家の虜囚」趙紫陽の秘密記録 平井修一
<みんなの党の渡辺喜美代表は28日のフジテレビの番組で、石原慎太郎東京都知事が結成する新党との連携について「われわれはぶれない、曲げない、崩れないという不撓(ふとう)不屈の精神を持っているが、全く妥協しないという意味ではない。基本政策、政治理念が一致していればいい」と述べ、前向きな考えを示した。
渡辺氏は26日の記者会見で、消費増税をめぐる考えの隔たりを例に挙げ、石原氏との連携に慎重な構えを見せていたが軌道修正した。渡辺氏は「(石原氏は)中央集権体制打破と言っている。私が言ってきたことと全く同じだ」と指摘。「(小異を捨てるのは)当然だ」とも語り、会談要請があれば応じる意向を示した。
「石原新党」に加わるたちあがれ日本の園田博之幹事長は同番組で「違いを乗り越えて、選挙戦をなるべく固まって戦わないと次の政界再編はできない」と述べ、渡辺氏の姿勢の変化を歓迎。日本維新の会の松野頼久国会議員団代表は「全部が一緒ではないが方向性は近い」と語った。
これに対し民主党の安住淳幹事長代行は「(第三極に)長期に権力を維持する力があるのか」と疑問を呈し、自民党の菅義偉幹事長代行は「単なる選挙目当ての数合わせはやってほしくない」とけん制した。(時事)>
<みんなの党の渡辺喜美代表は28日のフジテレビの報道番組で、新党結成を表明した石原慎太郎・東京都知事との連携について「まったく妥協しないという意味ではない。基本政策や政治理念が一致すればいい」と述べ、前向きな考えを示した。渡辺氏は26日の記者会見で、石原新党の核となるたちあがれ日本が次期衆院選公約で消費増税を容認したことを念頭に、石原氏との連携に慎重な考えを示していたが、軌道修正した。
渡辺氏は28日の番組で「(石原氏の掲げた)中央集権体制打破は私たちが言ってきたことと全く同じ」と語り、会談要請があれば応じる意向を表明。石原新党に合流するたちあがれの園田博之幹事長も同番組で「違いを乗り越えて選挙戦をまとまって戦わないと政界再編はできない」と強調した。日本維新の会の松野頼久国会議員団代表は「中央集権打破、脱霞が関で一致すれば、方向性は見いだせる」と述べ、第三極結集に前向きな姿勢を示した。
一方、民主党の安住淳幹事長代行は同番組で「日本は新しいものを作り、挫折することを繰り返している」とけん制。自民党の菅義偉幹事長代行も「単なる選挙目当ての数合わせはしてほしくない」と述べた。(毎日)>
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