党中央軍事委員会委員の残り一席は「第二砲兵」の魏風和(中将)か?14万兵力の大所帯、秘密のベールに包まれる戦略ミサイル軍の代表。
一部の華字紙は「第二砲兵」司令員に魏風和(中将)の就任を伝えている。現在の靖志遠・司令員(大将)は引退するが、中将がいきなり司令員とは珍しいケース。司令員は同時に党軍事委メンバーとなる可能性が高い(というより確定的)。
そもそも第二砲兵などと付録のような名称がつくのも、1966年に周恩来の肝いりで極秘裡に発足した、この部隊は核兵器を搭載するミサイルの部隊の総称。米軍の戦略ミサイル軍に匹敵する。
1884年の国慶節軍事パレードまで公式的には存在を知らされなかった。いまや14万余の兵力を保持するが、殆どが秘密のベールに包まれている。
しかし「第二砲兵」は四つの軍の部体系(総参謀部、総政治部、総後勤部、総装備部)を越えて、直接「軍事委員会」と繋がるという強大な権限を有する。
しかも、その配置が軍管区をこえて宇宙にも広がり、米露欧ならびにインド、台湾向けミサイル、日本向けミサイルを実戦配備につけて、日夜維持管理している部隊だ。
ちなみに日本向けミサイルの配置は、瀋陽基地では第810導弾旅(96113部隊、大連金州)に東風3号、816導弾旅(96115部隊、吉林省通化)に東風15を配備している。さらに山東省にも日本向け東風21号を第822導弾旅(96117部隊)が配備している。
加えて湖西基地の第824導弾旅(96317部隊、湖南省洞口)に日本向けミサイルが配備されているがミサイルの種類は不明。
このほか、雲南、安徽省、江西省、貴州省、河南省などに米国、台湾向けミサイルが無数に配備されている。
さてこの「第二砲兵」の新司令員が魏風和・中将となると、二弾飛びの若返りを意味する。
すでに四部新部長は、予測されてきた人物を超えて新星が就任しており、とりたてての驚きとも言えないが、たとえば総参謀部は、本命視された章泌生(国軍化を唱えた)を越えて房峰輝が、総政治部は確実と言われた賈延安(江沢民が協力に推薦した)を越えて張陽が、総後勤部には劉少奇の息子の劉源の頭越しに、まさかの趙克石が、総装備部にはベテランの李安東(大将)を越えて張又侠が就いたように。
(読者の声)貴誌3800号で私が(読者の声3)の中で言及した日本海でメタンハイドレートの埋蔵が確認された件に対して「この方面、株価の動きは如何でしょうか? 開発関連企業などの株が敏感に反応していれば、大いなる期待があると言うことでしょう?」
と書かれました。
専門家の間では、日本海にある大鉱脈の話は常識です。おそらく最初から明治大と北見工業大、東京大のチームはおそらく何らかの援助を資源会社から得てやっているのでしょう。
経済産業省からも黙認するという了解を事前に得てからやっていると思います。
単に新聞記事になったくらいでは株価は動きません。既に関係者の間では既知のことですから。それよりハリケーン・サンディが去って水曜日にニューヨーク市場が再開した後の株価の動きを注目すべきです。
さらにダウ平均には入っていませんがこのところ好業績とは裏腹にじわじわと値を下げているアップル株の動きが要注目です。
株価における、アップル株の終わりの始めです。ファッションで世界最大の時価総額を占めることのできることの。
――ところで、(読者の声)で「秋田のビスマスも十勝の金も」と書きましたが、これは関係者には超貴重な情報です。
わかっている人は、「なんでこんな重要なことを公開するのか」とどったまげたことでしょう。
イットリウムを使った超伝導体よりビスマス系の超伝導体は、はるかに安くできます。今後20年後を考えると代替技術の存在するあるいは開発中のレアアースよりはるかに重要です。そのビスマスの世界一の大鉱脈が日本にあるのです。もっとも、この情報の重要性に気づいた人は、黙っているでしょうが。(ST生、千葉)
杜父魚文庫
10877 秘密のベールに包まれる戦略ミサイル軍「第二砲兵」 宮崎正弘

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