10937 オバマ再選でイスラエルの孤立感深まる  古澤襄

イスラエル情報は「米国の大統領選挙の大勢が判明し、オバマ大統領の2期目続投がほぼ決定。オバマ大統領とネタニヤフ首相の関係が冷え込む中、イスラエルではロムニー候補の当選を願う声も高かった。(P,H,Y)」と伝えている。
米大統領選でロムニー候補は「イスラエルを擁護する」と何度か発言してきた。米国のユダヤ人社会の支持を得る意図があったと思うが、やはりブッシュ政権がアフガン・イラク戦争に深入りした悪夢が米国民の間でよみがえったのではないか。
イスラエルを擁護すればイランとの軍事衝突も辞さないと受け取られる。泥沼のイラク戦争の再現は忌避される。ロムニーの”強いアメリカ”に期待する声もあったが、戦争を嫌う米国民の願いの方が強かったといえる。
だがオバマ再選でイスラエルの孤立感がさらに深まろう。それがイスラエルによるイラン単独攻撃を誘発する可能性がある。
杜父魚文庫

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