<<適菜収『バカを治す』(フォレスト出版)>>
とうとうバカを治す薬ができた。
それは新聞を読まないこと、テレビを見ないことに限る。なぜなら大量の日本人バカを量産したのは新聞とテレビに拠るからだ、と著者は断言する。痛快である。それが真実だから。
知識ではなく教養が必要である。なるほど、そうだ。秀吉は学歴こそ無かったが、教養はふんだんにあった。今太閤とか、バカのマスコミに賞賛され、やがて一斉批判された闇将軍は、学歴も教養もなかった。
小泉ブームも同じだし、その変形バージョンが民主党政権を生み、やがて同じ支持層が鳩やカンや野田ドジョウに愛想を尽かして大阪維新とかに乗り換える。
バカは直っていないじゃないか。
いま橋下がそうである、と歯に衣を着せずに大阪市長をぶった斬る。『橋下を支持しているのがいわゆるB層です』という適菜氏は「本質はアナーキストであり、メンタリティとしては古いタイプの左翼」と橋下氏を規定した。すると保守派からの反論が凄まじかったそうである。
ま、保守にも色々ありますからね。
そして随所にゲーテ、ニーチェより夥しく三島由紀夫の箴言が出てくるのは良いにせよ、B層と対比しての大芸術家たちの箴言はいささかバランスを欠くのではないか、と思いつつ、バカにつける薬の発明に関する所論を読んだ。
(読者の声)貴メルマガを”知識収集の源”として、また、楽しく拝読しております。実は少々”気”になることがありましたので、今回初めてメールさせていただきました。それは、先週でしたが”茂木さん”が、尖閣諸島の日本領土の確かな資料を貴メルマガに提供していただきました。特に(私には中国人の友人がおりますので)、中国語版をその友人に見せようとダウンロードしようとしましたが、何回試みてもできませんでした。
私は貴メルマガの他に渡部亮次郎先生のメルマガ”頂門の一針”も拝読しており、その中に宮崎先生のメルマガが(いつものように)転載されていましたので、その中に同じ、”茂木さん”の提供された尖閣の日本領土資料がありましたので、ダウンロードを試みましたところうまくダウンロードできました。
宮崎先生のメルマガではダウンロードできず、”頂門の一針”ではできました。私の”気”になることとは、先生のメルマガは常にシナの手先にチェックされていて、不都合は”もの”はダウンロードできないように”操作”されている、と感じたことです。
これからも先生の有意義でマスゴミに掲載されない”真実”の出来事の配信を期待しております。どうぞ、そのような”操作”にも気をつけて(勿論、多忙のことですので、体調にも気をつけて)のご活躍を心より期待しております。(Nick)
(宮崎正弘のコメント)頻繁ではありませんが、ときおり襲撃され、完全にダウンしたこともあります。小生の愚息がネット専門家なので、すぐに来て貰って徹夜で治したこともありました。ついでながらウィキペディアの小生の項目も、ときどき襲撃されて中味が改竄されたり、勝手に書き換えられています。
杜父魚文庫
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