10958 江沢民・上海派が4対3で多数派形成へ  宮崎正弘

次期チャイナ・セブンは太子党、上海派がひきつづき多数派を形成へ。団派の若手、軒並み昇格見送りの公算大。胡錦涛の仕上げに妙手は?
北京事情通によれば、次期執行部、直近の人事予測は次のようである。(博訊新聞網、8日付け)。
 政治局常務委員会
 習近平、李克強、張徳江、愈正声、劉雲山、張高麗、王岐山

 政治局
 郭金龍(北京市書記)、韓正(上海市書記)、孫春蘭(天津書記)、孫政才(重慶市書記)、胡春華(広東省書記)、趙楽際(新彊うウィグル自治区書記)、張春堅(組織部長)、劉奇保(宣伝部長)、劉延東(副総理)、王洋(副総理)、陳徳銘(副総理)、孟建柱(政治法律委書記)、李源潮(全人代副委員長)、王?(政治協商副主席)、氾長龍(軍事委副主任)、許其亮(同)、王炉寧(国務委員)、栗戦書(中央弁公庁主任)
このうち書記処書記を兼務するのは劉雲山、孟建柱、張春堅、劉奇保、栗戦書(これらに加えて政治局候補として趙洪祝か、何勇の二人の名前が取り沙汰されている)
もし、結果がこれらの予測通りだとすればトップセブンは4vs3で上海派プラス太子党が多数、団派は少数派になり、しかも団派のライジングスターといわれた王洋、李源潮、劉源東がいずれも常務委員会入りを果たせず、政治局員のまま。
さらに第六世代のチャンピオンである胡春華、孫政才は政治局入りするが、周強は外れる模様となる。 
とはいえ、政治局員の多数派は団派がしめ、バランスを取ることになり、習近平を取り囲む陣形となる。この通りになるか、どうかは15日の正式発表を待たなければならないが・・・。
杜父魚文庫

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