野田首相が年内解散の方向で検討に入ったので、”反野田”グループが年内の衆院解散に反対する方針を鮮明にした。
党内中間派の代表格である鹿野道彦前農林水産相を支持するグループ約20人は13日午前、会合を開き、野田佳彦首相が検討に入った年内の衆院解散に反対する方針で一致した。
鹿野氏はこの後、輿石幹事長と会い、解散先送りで首相を説得するよう申し入れるという。
<民主党の鹿野道彦前農林水産相を支持するグループは13日午前、衆院議員会館で会合を開き、野田佳彦首相が検討に入った年内の衆院解散に反対する方針で一致した。
会合には約20人が出席。鹿野氏は「解散して政治空白をつくるべきではない、と国民に説明して理解を得るのがあるべき姿勢ではないか」と首相を批判した。
鹿野氏はこの後、輿石東幹事長と会い、解散先送りに向け首相を説得するよう申し入れる考え。党内中間派の代表格である鹿野氏が公然と首相を批判したことで、「反野田」の包囲網が狭まる可能性がある。
鹿野氏は会合で、首相が環太平洋連携協定(TPP)の推進を次期衆院選で争点化する姿勢を示していることに対し、国民の理解が進んでおらず党内論議も十分でないとして、「道理に反する。政権与党の責務を放棄するに等しい」と断じた。(時事)
杜父魚文庫
10986 民主・鹿野グループが年内解散反対で気勢 古澤襄

コメント