11017 祖国への愛をもってともに闘う解散総選挙 西村眞悟

本日十六日、衆議院解散。同志仲間とともに数年続けている毎週二回の朝の駅前では、「近いうちに必ず総選挙がある。堺から西村眞悟とともに、尖閣を守り、北朝鮮に拉致された日本人同胞を救出しよう。ともに闘ってください。」と訴えてきた。
従って、十四日の総理の解散表明は望むところだ。とはいえこちらは、石原慎太郎さんと平沼赳夫さんを共同代表とする「太陽の党」を立ち上げたのは、解散表明前日の十三日である。
その十三日の晩には、東京で石原さんが「大合同実現」に向かうと発表した。つまり、これからその作業に入るということ。そして、翌日の十四日は、十六日解散の公言であった。
大合同実現までの時間は極めて短い。また我が事務所では、ポスターの党名を「たちあがれ日本」から「太陽の党」に変えて作り直し張り替える準備に入ったところだった。一週間後に新しいポスターができても、貼れる期間は数日に限られる。
 
というわけで、確かに意表を突いた解散発言だった。
しかし、民主党からぼろぼろと離党者が出ている状態を見ると、最も意表を突かれたのは民主党の方だろう。民主党の中は、年内解散反対で一致し、それを承諾しない総理をすげ替える話しまで浮上していたからだ。
ということは、総理の野田氏は、石原さんの第三局の合同を避けようと牽制しながら、民主党の総意となりつつある解散阻止の動きを封じるために、総理自身が民主党離党組第一号になったような心境で、解散を打つのだと思う。
 
思えば、総理の野田氏は、我が国に迫る外圧は尖閣を中心に日々深刻さを増し続け、国内ではデフレが人心を覆い尽くすように進行するのを尻目に、ただ増税だけに熱中してきて、デフレ対策や国防予算編成には無関心で、勝手に解散を打つ。無責任な話しである。
しかし、この行動を選びうるのも、総理大臣の権限ゆえである。従って、この権限を行使した野田氏は、一瞬、鳩山や菅が味わえなかった総理の権限を味わった。目が恍惚となっている。
そして、蜂の一刺しではないが、これで三年半前に甘言で国民を騙した民主党は終わる。やっと国民と我が国は、この惨憺たる国家なき民主党内閣から解放される。
 
しかし、問題は、この度の総選挙で国民有権者が如何なる選択をするかである。意表を突いた解散の御陰で、民主党終焉の後の政権のあるべきイメージが姿を顕していない。
とはいえ、戦後体制の「もとの黙阿弥」つまり自民党に戻るだけなら、我が国は滅びにいたるプロセスから脱却できない。従って、国民の間には「何とかしてくれ」、「この戦後の惨めな状況から脱出したい」という情念が渦巻いている。
この民意に応える為に、石原新党「太陽の党」が結成された。この上は、この歴史的使命実現のため、民主党のように、甘いスローガンで国民を誤導するのではなく、国家の危機克服、具体的には国土(尖閣)の防衛と国民(拉致被害者)の救出実現、そして総需要喚起によるデフレからの脱却を掲げて、十二月投票日までの選挙戦を戦い抜きたい。諸兄姉、祖国への愛をともにして、ともに闘ってください。
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました