オバマ大統領、ミャンマー入り。米国の極左教条主義団体は反発したが・・・。タイ、カンボジアなど「親中国家」の心臓部を塗り替える露骨な封じ込め外交。
再選後のオバマが真っ先に手をつけたのは「財政の崖」という直面する危機を回避するために議会指導者との摺り合わせだった。
次にオバマは、ヒラリー・クリントン国務長官に任せてきた外交の主導権をもぎ取るかのようにアジア歴訪、それも一貫して親中派国家であるタイ、ミャンマー、カンボジアを訪問する。
タイでインラック首相と会見後、オバマは19日にミャンマーへ入り、多くの指導者と改憲する予定。
米国内の人権団体は「ミャンマーの人権抑圧状況が変わらないのに、経済制裁を迅速に緩和した上、大統領が訪問するとは行き過ぎ」と批判したが、すでに米国は中国封じ込めを外交目標としており、優先順位が露骨に変換した。
中国はこのオバマのアジア歴訪を異常な関心をもって見守っている。
杜父魚文庫
11027 親中国家の心臓部を塗り替える露骨なオバマ外交 宮崎正弘

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