11035 民主大物議員に”落選危機”報道相次ぐ   古澤襄

読売新聞が300小選挙区の選挙情勢を書いている。12月4日の公示日前、台風の目となった日本維新の会の公認候補者も出揃っていないので、選挙情勢というよりも予想される候補者の情勢を紹介する程度にとどまっている。本格的な選挙情勢は公示日後、12月16日の投票日までの間に各紙が行う。
そんな中でJーCASTニュースが「民主大物議員に”落選危機”報道相次ぐ 鳩山、菅、田中真紀子・・・」を流している。
いずれも週刊誌などで報じている内容なのだが、選挙区を北から見ていくと、まず挙げられたのが北海道9区の鳩山由紀夫元首相。新潟5区の田中真紀子文科相も、落選危機組。東京18区の菅直人前首相も、苦戦必至。
また横路孝弘前衆院議長(北海道1区)、平野博文元官房長官(大阪11区)、藤村修官房長官(大阪7区)、樽床伸二総務相(大阪12区)の名もあがる。=政治評論家・浅川博忠氏。
いま落選危機組と言われた方が、選挙区の危機感が深まって”締まる”という楽観論が支持者から出るが、民主党に吹き荒れる逆風は納まる気配がない。人気者の辻本清美氏(大阪10区)も日本維新の会の松浪健太氏に追い上げれている。下手をすると維新が上げ潮の大阪地区の19選挙区で民主党が敗退することもありそう。
<衆院解散で選挙戦が事実上スタートしたが、早くも民主党大物議員の落選危機の情報が飛び交っている。それも閣僚クラスにまで及んでいるのだ。
前回2009年の総選挙では、民主党の大躍進で、自民党の大物議員が次々に落選の憂き目に遭った。そして、今度は、それが民主党の番になりそうなのだ。
■田中真紀子氏、新設大学不認可騒ぎが響く
週刊誌などは大物落選情報を早くも特集しており、そこには、軒並み民主党政権の閣僚経験者がズラリと並んでいる。
週刊現代は、2012年11月17日号で、政治ジャーナリストらによる当落予測を特集した。それによると、選挙区を北から見ていくと、まず挙げられたのが北海道9区の鳩山由紀夫元首相だ。
対抗馬として、五輪銅メダリストで道議の堀井学氏が自民党から出馬する見込みで、堀井氏に10ポイントほども差をつけられたという。地元紙記者によると、鳩山元首相は落選がほぼ確実なほどだとも言い、生き残るには惜敗率を上げて比例復活するしかないとした。さらに、政治ジャーナリストは、新党大地から歌手の松山千春氏が選挙区で出馬すればアウトだとも指摘している。
次に、新潟5区の田中真紀子文科相も、落選危機組だとした。対抗馬は、自民党から出馬する元山古志村長の長島忠美氏で、田中氏は、現在は当落線スレスレの状態だという。それは、田中角栄元首相以来の後援会組織が、バラバラになっていることなどが原因と指摘した。
新設大学不認可騒ぎで注目されたため、その後、週刊新潮や夕刊フジも田中氏を取り上げた。この騒ぎで頼みの浮動票も期待薄になって、落選危機にあるとしている。
週刊現代は、東京18区の菅直人前首相も、苦戦必至だと指摘する。自民党から出馬する元武蔵野市長の土屋正忠氏と大接戦になっており、民主党を離党した横粂勝仁氏も出て混戦模様という。
■野田佳彦首相も、盤石ではない?
意外なところでは、千葉4区の野田佳彦首相も、盤石ではないという。過去に落選経験があり、自民候補と接戦との情報もあるからだと指摘した。
選挙事情に詳しい政治評論家の浅川博忠さんは、民主党はやはり大物が何人も落選危機にあると指摘する。
「総理経験者の鳩山や菅、さらに、田中真紀子、横路孝弘前衆院議長らも挙げられます。関西では、維新の会などの動き次第で、平野博文元官房長官、藤村修官房長官、樽床伸二総務相も危ないですね」
野田首相については、苦戦は伝えられているものの、対立候補は前回と同じであり、現職総理はやはり強いとみている。
かつての小沢ガールズについては、厳しい見通しを示した。
「ほとんど枕を並べて、討ち死にでしょう。前回は、風で通っただけで、今回は、小沢一郎からの資金援助もなく、連合などの組織票もありません」

とはいえ、優勢とされる自民党でさえ、危ない議員がいるとした。
「町村信孝元官房長官は、入院するなど健康が思わしくなく、ほかの候補がつけ入る余地はあるでしょう。また、元党幹事長の武部勤や中川秀直の子息は、世代交代のチャンスではありますが、世襲批判が裏目に出る恐れもあります」
選挙では、民主は、1か月前の予想よりやや落ちて85議席ほどに、自民は、やや増して230議席をうかがう勢いがあると浅川さんは分析した。維新の会など第3極の4党については、ゴタゴタが解消すれば、3ケタの大台が見えてくるとする。ただ、党首がいずれも個性的過ぎるため、政界再編にまで結びつくかどうかは微妙だと言っている。(JーCASTニュース)>
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