11042 女々しい元首相退陣劇が民主党選挙の足を引っ張る  古澤襄

16日、横路衆院議長が解散の詔書を読み上げて、バンザイを叫んで議員が衆院本会議場を去るときに、今期限りで引退する森元首相が議場の出口で党派の別なく議員たちと別れの握手を交わしていた姿が印象的だった。
同じ元首相でも「私はいまでも民主党に愛着がある」と未練たらたらの鳩山氏とは大違い。この女々しい姿が、これから選挙を迎える民主党の足を引っ張っていることに気がつかない。愛着が残る民主党と言うのなら、政治的な意見を異にする野田首相であっても、党員として足を引っ張るべきではない。「老兵は死なず」ぐらいの言葉を残して去る潔さがほしい。
女々しい鳩山元首相の退陣劇が、民主党にとって打撃になったことは間違いない。解散の主導権を握ったかにみえる野田民主党は100議席を超える議席確保を狙ったのだろうが、元の木阿弥、80議席台に転落必至という見方が浮上している。
杜父魚文庫

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