11092 カイロで最大規模のデモが発生  古澤襄

エジプトでモルシ大統領によるイスラム独裁の強権政治がみられることから、リベラル民主化勢力が反発して、27日にはカイロでこれまでで最大規模のデモが発生した。これに一部の軍部・警察や司法勢力が呼応すれば、エジプトは再び混乱の坩堝と化す。
ワシントン・ロイターは、米政府がモルシ大統領の強権発動に対して懸念していると、「エジプトの人々が意思を反映してくれる政府を望んでいる」と警告を発した。
<エジプトのモルシ大統領が、自らの権限を強化する暫定憲法宣言を出したことに反発する勢力が27日、これまでで最大規模のデモを行いました。
カイロでは、リベラル勢力やムバラク前政権崩壊の原動力となった若者らが中心部のタハリール広場を埋め、モルシ大統領に退陣を求めるスローガンなどを叫びました。一部は治安部隊と衝突し、ロイター通信によりますと、催涙ガスを吸い込んだ52歳の男性が死亡しました。
モルシ大統領は22日、「新たな憲法が制定され、議会が発足するまでは大統領の決定に、誰も異を唱えることはできない」などとする暫定憲法宣言を発しました。
これに対して、リベラル勢力などは「新たな独裁だ」と反発。モルシ大統領は「あくまでも時限的な措置」、「国の最重要事項にしか適用しない」と説明しましたが、批判勢力は納得していません。(TBS)>
写真はカイロ市内のデモ風景。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5192744.html
<[ワシントン 26日 ロイター] 米ホワイトハウスのカーニー大統領報道官は26日、オバマ大統領が、大統領権限を強化する憲法令に反対するデモが起こっているエジプトに対し平和的解決を望んでいると述べた。
エジプトのモルシ大統領は、大統領の権限を強化し、大統領決定を司法審査の対象外にする憲法令を発布。国際社会からは、憲法制定と民主的な制度構築に向けたエジプトの取り組みを疑問視する声が上がっている。
エジプトは、ガザをめぐるイスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの停戦を米国とともに仲介している。
カーニー報道官は、記者会見で、モルシ大統領が「(ガザ停戦)に重要な役割を果たした。これにより人命が失われずに済み、より持続的な平和に向けた交渉の進展が実現する可能性が出てきた」としたうえで「われわれは22日の一部決定と宣言に懸念を抱いており、引き続きこの問題についてエジプトに働きかけていく。ここで重要なのは、エジプトの人々が意思を反映してくれる政府を望んでいるという点だと思う」と述べた。(ロイター)>
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