米SEC、中国企業の会計監査の出鱈目にメス。不正経理を手助けした四大大手国際会計事務所を告発。
ウォールストリートジャーナル(12月4日)が大きく報じている。中国企業の不正会計報告書を手助けして作成した四大国際会計事務所を告発した事件だが、これらの中国における拠点オフィスは、それぞれ調査中だった、面妖な中国企業の情報提供を拒否したからだ。
告発されたのはプライスウォータハウスクーパーズ、デロイト・トウシェ・トーマツ、アーンスト・ヤングなど、欧米系巨大会計事務所。後者二社は日本にもオフィスがある。
中国企業は米国などで、既存企業を買収して裏口から株式上場し、資金を集めるやいなやドロンする悪質な手口も後を絶たず、米国SECはすでに40社の登録を抹消したが、それでも追いつかない。
中国企業の不正経理摘発にオバマ政権が本腰を入れたことになる。
杜父魚文庫
11139 中国企業の不正経理摘発にオバマ政権が本腰 宮崎正弘
宮崎正弘
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