11181 米政府 日本のイージス艦ミサイル防衛システムを改善  古澤襄

英ロイターは、日本のイージス艦ミサイル防衛システムと関連機器のアップグレードに向け、4億2100万ドル相当の兵器販売を承認したことを議会に伝えた・・・と報じている。
多くの日本人は日米軍事同盟といわれながら、米国のトップ・レベルの防衛システムが日本にそのまま導入されていない現実に気がついたのではないか。イスラエルとの違いが明確である。
いくつかの原因がある。サヨが横行している日本の現状だから、スパイ防止法ひとつない日本に米国の最高技術を伝えるのは躊躇せざるを得ない。民主党政権をみていれば、その懸念はむしろ当然なのかもしれない。
しかし米国が単独で中国や北朝鮮の脅威に対処するのは、財政面で限界がある。アジアの中で一番同盟関係がしっかりしている日本にミサイル防衛システムのアップグレードを容認し、米ロッキード・マーチンが開発したイージス艦ミサイル防衛システムの早期改善に踏み切った。
<[ワシントン 10日 ロイター]米国防総省は10日、日本政府が求めているイージス艦ミサイル防衛システムと関連機器のアップグレードに向け、4億2100万ドル相当の兵器販売を承認したことを議会に伝えた。
同システムは米ロッキード・マーチンが開発した。
国防総省によると、日本政府は海上自衛隊が保有する「あたご」などミサイル駆逐艦2隻の防衛力強化の一環で、システムのアップグレードを求めていた。
議会は30日以内に販売を阻止できるが、阻止されることはまれ。議会に承認されれば、ロッキードが主要請負業者となる。
国防総省は兵器販売について、日本の空中防衛力を大幅に向上させることで米国の安全保障の目的に資するとしている。(ロイター)>
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