東北六県の杜父魚ブログにアクセスしてくる数を追跡調査してみる。12月14日のグーグル調査なのだが、宮城県の1209件をトップにして岩手県792件、福島県708件、青森県620件、秋田県553件、山形県382件。
さらに14日によく読まれた論評のトップ・スリーは、以下のごとく衆院選がらみのものとなった。
①維新、東京全敗の危機 大阪も苦戦 古澤襄
②さらば民主政権、10年は復権不要だ 杉浦正章
③一時的な”衆院による一院制”が生まれるか 古澤襄
東北の選挙情勢は、明らかに前回衆院選と様相を一変しようとしている。前回選挙で大きく進出した民主党が後退し、自民党が復調する傾向があって、とくに青森県と秋田県に顕著に表れている。また第三極は岩手4区の小沢一郎氏が突出しているだけで、総じて東北では振るわない。
この傾向が16日の投票結果にどう現れるのか、選挙は”水もの”だから予断を許さないが、現象面でいえば、まず民主党票が小沢氏らの離党によって分裂し、さらには日本維新の会も公認候補者を東北に立てたので、それが組織力を保持している自民・公明に“漁夫の利”となったことが否めない。
小選挙区制という選挙制度は死票が多く出る傾向が顕著である。各世論調査で自民・公明支持率が多数となっているが、比較第一勢力になっただけで、過半数を制しているわけではない。ましてや衆院の3分の2の支持数にはなっていない。
今度の選挙が終わったら、小選挙区制を見直すことが世論として出てくるのではないか。政権交代をうながす選挙制度よりも、より民意を反映する選挙制度という観点が必要ではないか。
杜父魚文庫
11222 東北六県の選挙情勢 古澤襄

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