解散を断行した野田首相も、民主党がここまで壊滅的な惨敗を喫するとは想像もしていなかったに違いない。ハト・カン・ノダの3年3ヶ月にわたる失政に対する国民の怒りが厳しい選挙結果となって表れた。
それは野田首相はじめ13人の現職閣僚のうち、藤村修官房長官、城島光力財務相、樽床伸二総務相、田中真紀子文部科学相、三井辨雄厚生労働相、小平忠正国家公安委員長、中塚一宏金融相と国民新党の下地幹郎郵政民営化相が相次いで落選し、当選できたのは野田氏ら5人にとどまったことで明らかであろう。
さらに党副代表の仙谷由人元官房長官が落選し、菅直人前首相(東京18区)が小選挙区で敗北、鉢呂吉雄選挙対策委員長も落選、党重鎮の平野博文元官房長官や川端達夫元総務相、鹿野道彦元農林水産相も落選。
自民・公明両党で衆院の325議席を獲得し、衆院で再可決が可能な3分の2を上回る議席を確保したことにより、自民党の安倍晋三総裁は26日をめどに組閣し、公明党との連立政権を発足させることになろう。18日に安倍氏は公明党の山口那津男代表と会談し、連立合意を結ぶ。
安倍氏は自・公連立を基軸にして、他党との政策ごとの連携を模索する。このため党役員人事では石破茂幹事長の留任が確実視される。
安倍氏は消費増税を柱とする税と社会保障の一体改革について自民、民主、公明の3党合意に基づき「その方向で進めたい」と民主党と協力関係を重視する考えを示している。
<16日に投開票された第46回衆院選は17日早朝、全480議席が確定した。自民、公明両党で325議席を獲得し、衆院で再可決が可能な3分の2を上回る議席を確保し圧勝。これに対し、民主党は57議席と惨敗した。国政選挙に初めて臨んだ日本維新の会は54議席を得て第3党となった。
自民党は小選挙区で、2009年の前回選挙の64議席から3倍以上となる237議席に伸ばした。小選挙区では05年の郵政選挙で得た219議席を超え、過去最多。青森、新潟、石川、高知など19県で全議席を独占した。比例代表も前回の55議席を上回る57議席を獲得した。
民主党は壊滅的敗北を喫した。小選挙区27、比例30の計57議席で、公示前の230議席から4分の1に激減した。小選挙区では、自民党に全議席独占を許した19県のほか、北海道、大阪、福岡など10道府県で公認候補が敗退した。
「第三極」勢力では、維新が14小選挙区で勝利。このうち地盤とする大阪が12議席を占めた。比例も40議席と躍進した。一方、日本未来の党は議席を大幅に減らし、小選挙区2、比例7の計9議席と低迷した。
公明党は小選挙区に擁立した9候補が全員当選。比例でも22議席を獲得し、公示前の21議席から05年時の31議席に戻した。みんなの党は小選挙区4、比例14の計18議席で、公示前から倍増。共産党は8議席、社民党は2議席にとどまった。国民新党と新党大地は1議席ずつを得たが、新党改革と新党日本は議席を得られなかった。(時事)>
<今回の衆議院選挙では、野田政権の現職閣僚などの落選が相次いだ。
落選した田中文科相は「私の努力不足でもございますが、皆様からは大変熱烈な、とても立派な選挙をしていただきまして、心から御礼を申し上げます」と述べた。
落選した城島財務相は「今回の敗因は、ひとえに私の不徳の致すところだと思っておりまして、そのことについても、おわびを申し上げなければいけないと思っております」と述べた。
落選した樽床総務相は「力及ばずということで、本当に皆さん方には申し訳ない思いでいっぱいでございますが、私自身、反省すべきところはしっかり反省をしながら、これからもまた、1歩ずつ、着実に歩んでまいりたいと思っております」と述べた。
野田政権では、このほかにも、藤村官房長官や三井厚生労働相、国民新党の下地防災担当相など、あわせて8人の閣僚が落選した。
落選した仙谷元官房長官は「大敗、完敗でございます。全て、私の至らなさ、不徳の致すところでございます」と述べた。
また、仙谷元官房長官や平野元官房長官、鹿野前農水相など、閣僚経験者の落選も相次いだ。
菅前首相は「総理という立場で、責任を持っていた。そういう、この3年余りのことについての、期待外れという意味での批判が、やっぱり根っこにあったんだと思っています」と述べた。
一方、菅前首相や横路衆議院議長らは、小選挙区で議席を獲得できず、比例代表で復活した。(FNN)>
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11232 野田首相も想像しなかった民主惨敗 古澤襄
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