11255 民主、代表選を延期 混乱が続く  古澤襄

惨敗の民主党は混乱が続いている。22日に決まっていた代表選を、19日の両院議員総会に正式提案したら、拙速との反対意見が続出して、輿石幹事長は延期を提案し、ようやく了承された。
そうであろう。「拙速に新代表を決めるのではなく、落選者や地方議員を交えて党再生策を話し合った上で代表選を行うべきだ」という意見の方が正論である。
落選議員が相次いで57人に減った衆院と、無傷の参院88人という”いびつな勢力関係”で、党再生策を話し合っても無意味であろう。党員・党友を含めた代表選で、党再生策を模索しなければ民主党の再建はおぼつかない。
<民主党は19日午後の両院議員総会で、衆院選惨敗を受けて22日に予定していた代表選を延期すると決めた。執行部は22日実施を提案したが、時期尚早との意見が続出。輿石東幹事長が延期を提案し、了承された。執行部が新たな日程案を検討する。
出席者からは「拙速に新代表を決めるのではなく、落選者や地方議員を交えて党再生策を話し合った上で代表選を行うべきだ」との声が相次いだ。
野田佳彦首相は冒頭、衆院選惨敗について「数多くの議席を失い、痛恨の極みだ。深くおわび申し上げる」と、重ねて陳謝した。輿石氏は敗北の責任を取るとして辞意を示した。首相は既に代表辞任を表明している。(産経)>
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