辻元清美、田嶋陽子、横光克彦、保坂展人、阿部知子らが去った社民党には昔日の勢いがない。村山富市元首相、土井たか子元衆院議長を輩出した党とは思えない凋落ぶりだから、福島瑞穂党首のまま来夏の参院選を迎えることに危惧感があるのは当然のことであろう。
20日の党常任幹事会では、照屋寛徳国対委員長が「参院選に向けて戦うには党首を交代すべきだ」と福島氏の辞任を要求したという。とはいえ新しい党首の顔がみえないのは、民主党と似ている。
<社民党が福島瑞穂党首の交代を検討していることが21日、分かった。同党は、16日の衆院選で議席を選挙前の5から2に減らし敗北、国会議員は衆参計6人となった。来年夏の参院選の結果によっては政党要件に必要な5人を割り込む可能性があり、党内から福島氏では戦えないとの声が高まっていた。
20日の党常任幹事会では、照屋寛徳国対委員長が「参院選に向けて戦うには党首を交代すべきだ」と福島氏の辞任を要求。又市征治副党首は「責任論の問題は承る。県連の意向も踏まえたい」と応じ、地方組織の意見も聴取した上で党首交代を協議する考えを示した。福島氏も同席していたが、無言を通したという。
社民党は今年1月の党首選でも福島党首の交代要求が出ていた。しかし、福島氏は拒否し、無投票5選を果たした。(産経)>
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