11317 未来の党は、2つに分ける”分党”へ   古澤襄

衆参両院の首班指名選挙で、日本未来の党の議員たちは「森裕子さん」の氏名を一斉に書いた。嘉田代表は「阿部知子さん」の氏名を書くように指示していたのに・・・。
それも、その筈である。未来の党に所属する国会議員は17人(衆院9人、参院8人)だが、このうち15人が小沢一郎氏系の旧「国民の生活が第一」出身議員。残る二人の前国民新党代表の亀井静香氏は早々と未来に見切りをつけて離党を表明した。
15人の小沢一郎氏系も揃って離党すれば、この党の国会議員は阿部知子さん一人になってしまう。
喧嘩別れを回避するには、嘉田代表は小沢氏と話し合い、円満な形で”分党”するしかない。嘉田氏の名代として落選議員の飯田哲也代表代行が小沢氏と調整しているという。発足当時には朝日新聞が一面と二面をつぶして嘉田未来の党を持ち上げてみせたのだが、僅か1か月で、存続が危ぶまれる事態となった。
<日本未来の党の嘉田代表は、党役員の人事を巡って、小沢一郎衆議院議員に近い議員との対立が深まり、このままでは事態の収拾が図れないとして、年内にも党を分党する方向で調整を進めています。
日本未来の党の役員人事を巡っては、嘉田代表が阿部知子衆議院議員を共同代表にする一方、小沢一郎衆議院議員を顧問とする案を示しましたが、小沢氏に近い議員は、小沢氏を共同代表にすべきだと反発していて、党内の対立が深まっています。
これを受けて、嘉田代表は、このままでは事態の収拾は図れないとして、年内にも、円満な形で党を2つに分ける、分党する方向で、すでに、みずからに近い飯田哲也代表代行が小沢氏と会談を行うなど、調整を進めています。
日本未来の党は、発足から僅か1か月で、存続が危ぶまれる事態になりかねない見通しです。(NHK)>
杜父魚文庫

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