11343 「生活の党」と「民主党」の選挙調整が喫緊の課題  古澤襄

テレビのお正月番組は苦手。大晦日の紅白歌合戦をみなくなってから久しい。もっぱらネット情報ばかり見ている。しかし執筆者の方もお正月休みだから、杜父魚ブログで自分の記事・論評をみる始末となった。
仕方がないので朝から書斎のストーブをつけて本を読み返している。同じような思いの人が案外多いのではないか。午前六時だというのにブログを読む人が滅茶苦茶に多い。トップ・テンはいずれも”硬派もの”になっている。
①”米朝直接対話”を警戒する韓国  古澤襄
②暮も正月もない予算編成作業  古澤襄
③未来分裂は「国民への詐欺的行為」  古澤襄
④麻生氏 米財務長官に「財政の崖」回避を要望  古澤襄
⑤新政権は拉致問題解決に総力結集を  桜井よしこ
⑥中国が日本憲法の穴を突く 古森義久
⑦書評「アメリカは日本経済の復活を知っている」  宮崎正弘
⑧「動的防衛力」見直しへ 小野寺防衛相  古澤襄
⑨米国株は五日続落、日米で明暗分かれる  古澤襄
⑩平壌市内に50両規模の戦車部隊を配置 古沢襄
平和音頭に踊らされて、芸能・スポーツ番組にしか興味がない”愚民”たちが、いざ選挙となると、どこに投票していいか迷う。とどのつまりは、棄権をするか、新聞・テレビの政権交代音頭に踊らされて、三年三ヶ月前にルーピー・ハトヤマ総理という戦後政治史で最低の総理大臣を出現させてしまった。
日本外交の基軸となる日米同盟関係を壊し、ばらまき政治で国の財政を悪化させた罪は消えるものではない。何よりも本人にその自覚がないのだから救いがたい。野田前首相の解散断行は、落選した民主党の前議員の怨嗟の的となっているが、ルーピー・ハトヤマやすぐ切れて怒鳴りまくるカンよりも、ましな総理大臣だったのではないか。
嘉田という「卒原発」の新語を振りまいたサヨ学者は、小沢一郎の力を借りながら、自分が小沢を使っている錯覚で、結局は自爆してしまった。嘉田を使った小沢グループからは、手がつけられない”頑固者”の声があがる。嘉田を使わないで「国民の生活が第一」のまま選挙に臨んでいれば、少なくとも14、5人の当選者を出していたと悔やんでも”後の祭り”。
「生活の党」は衆院選で落選した前議員の中から参院選の候補者を擁立して、捲土重来を期すつもりだろう。だが民主党の候補者との選挙区調整をしないことには、共倒れが免れない。若い民主党幹事長の細野には荷が重い。前幹事長の輿石東の出番なのだろう。
そうこうしている中に七ヶ月後の参院選の足音が迫ってくる。第三極の各党もうかうかしてはおれない。追い風が吹く”神風”頼みでは、また自民・公明連合軍にしてやられる。
杜父魚文庫

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