仏AFPによると、アルジェリアの犯行集団は施設に立てこもり、アルジェリアで収監中のイスラム武装勢力の釈放も要求しているという。
カイロ時事は、犯行集団の組織は、2012年まで北西アフリカのアルカイダ系組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」の指導者を務めたモフタール・ベルモフタール氏率いる武装集団と述べた。
さらにテロに強硬姿勢を取る米英両政府の意向もあり、交渉が難航する可能性があるとしている。
<【カイロ時事】北アフリカ・アルジェリアの南東部イナメナスで起きた邦人拘束事件で、国際テロ組織アルカイダとつながるイスラム武装組織は16日、モーリタニアのANI通信に声明を送り、外国人ら約40人を人質に取ったことを認めた。
その上で、アフリカ西部マリに軍事介入したフランス政府に対し、人質の解放と引き換えに軍事行動を停止するよう要求した。
この組織は、2012年まで北西アフリカのアルカイダ系組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」の指導者を務めたモフタール・ベルモフタール氏率いる武装集団。
AFP通信によると、犯行集団は施設に立てこもり、アルジェリアで収監中のイスラム武装勢力の釈放も要求している。
国営アルジェリア通信(APS)によると、カビリア内相は「アルジェリア当局はテロリストの要求に応じず、交渉しない」と述べ、犯行集団との取引を拒否。人質にはプラント建設大手、日揮の日本人数人のほか、ノルウェー人、フランス人、米国人、英国人が含まれ、一部のアルジェリア人は解放されたという。
テロに強硬姿勢を取る米英両政府の意向もあり、交渉が難航する可能性がある。(時事)>
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