11572 インド 海中から弾道ミサイル発射に成功  古澤襄

ニューデリーから岩田智雄・産経特派員が「インドは海中からの弾道ミサイル発射に成功した」と伝えてきた。
インドはパキスタンと並んで核保有国だが、年内にも就役予定の国産原子力潜水艦に、核搭載可能な中距離弾道ミサイルK-5を搭載すれば、パキスタンのみならず中国にも深刻な脅威となろう。
<インドのPTI通信によると、インド軍は27日、東部ベンガル湾海中から核搭載可能な中距離弾道ミサイルK-5を発射する実験に成功した。
潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の開発を進めているインドは、ミサイルそのものの開発はすでに終えていて、年内にも就役予定の国産原子力潜水艦への搭載を待つばかりとされる。K-5の発射実験はすでに10回を超えているという。(産経)>
<軍備の近代化を進めるインドで軍事パレードが行われ、アジアのほぼ全域を射程範囲に収めると言われる国産の長距離弾道ミサイルが、初めて公開されました。
首都ニューデリーで26日行われた軍事パレードは、シン首相や軍の幹部が出席して行われ、インド軍の戦車や装甲車が行進したほか、戦闘機などの編隊飛行も披露されました。
さらに、去年、発射実験が行われ、現在も実戦配備に向けて改良が続けられている、国産の長距離弾道ミサイル「アグニ5」が初めて公開されました。
「アグニ5」は射程距離が5000キロにおよび、アジアのほぼ全域とロシアやヨーロッパの一部にも到達するとみられており、インド国防省は核弾頭を搭載することも可能だとしています。
また、パレードではインドがロシアから購入し、ことし中にも引き渡される空母の模型も披露され、海軍力の強化にも力を入れていることがアピールされました。

インド政府としては、中国が急速に軍備を拡張し、中東からの原油の輸送ルートであるインド洋でも影響力の拡大を図るなか、軍備の近代化を進めることで中国側をけん制する狙いもあるものとみられます。(NHK)>
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