11606 イスラエル機 シリアとレバノン国境を空爆  古澤襄

シリアからレバノンに向かって武器を運んでいた車列に向かって、イスラエル軍の戦闘機が30日、空爆した。西側の外交筋によれば、この車列はレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ向けの武器を運んでいた。
[ベイルート/アンマン 31日 ロイター]イスラエル軍の戦闘機が30日、シリアとレバノンの国境付近を空爆したことが、複数の外交筋の話で分かった。レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ向けの武器を運んでいた車列を狙ったとみられる。
一方、シリア国営テレビは、イスラエルが首都ダマスカスとレバノンとの国境の間に位置するシリア軍の研究施設を空爆したと非難。ただ、反体制派は施設を攻撃したのは自分たちの兵士だとして、国営テレビの報道に異議を唱えている。
西側の外交筋は、「標的は武器を積んだトラックで、シリアからレバノンに向かっていた」と指摘。対空ミサイルや長距離ロケットが積まれていた可能性があるという。また、複数の情報筋が、化学兵器が運搬されていた可能性はないと述べた。
シリア国営テレビは、施設への攻撃で2人が死亡したと報道。この施設については、「防衛能力の向上を目的とした」化学施設だとしているが、3カ国の外交筋はロイターに対し、イスラエルが警戒している化学兵器がこの施設にあるとみられると語った。(ロイター)>
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました