11618 佐野真一氏「万死に値する」各選考委員を辞任   古澤襄

もはやニュースとなる価値はないと思うが、橋下徹大阪市長の出自を取り上げた連載記事を週刊朝日に執筆したノンフィクション作家・佐野真一氏が、開高健ノンフィクション賞と石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞の選考委員を辞任すると表明したそうな・・・。
「差別を助長させる記事だった。万死に値する」と述べたそうだが、すでに時期を失している。いまになって、何をいまさらの感がある。その筋から圧力がかかったのだろうか。
<大阪市の橋下徹市長に関する「週刊朝日」の連載記事が掲載打ち切りとなった問題を巡り、連載を執筆したノンフィクション作家の佐野眞一氏が1日、開高健ノンフィクション賞と石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞の選考委員を辞任する意向を明らかにした。
佐野氏は同日、東京都内で開かれた出版関係者の会合で辞任を表明。「自分の原稿のチェックができない人間に、他人の原稿のチェックをできるはずがない」と理由を語った。
週刊朝日は昨年10月26日号で、佐野氏が執筆した、橋下市長の肉親らの系譜を探る連載を掲載。抗議を受けて2回目以降の掲載を打ち切った。(読売)>
<橋下徹大阪市長の出自を取り上げた週刊朝日の連載が打ち切りとなった問題で、連載を執筆したノンフィクション作家の佐野真一さんは1日、開高健ノンフィクション賞と石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞の選考委員を辞任する意向を示した。東京都内で開かれた出版関係者の勉強会にゲストスピーカーとして参加し「差別を助長させる記事だった。万死に値する」と述べた。
同時に「この問題で多くの方に多大な迷惑を掛けた。記事のタイトルが橋下氏の出自と人格を安易に結び付ける印象を与えた」と謝罪。週刊ポストに昨年連載した記事をめぐり無断引用問題が浮上したことにも触れ「二つの問題とも自分の原稿チェックがずさんだった」と反省の弁を述べた。
佐野さんらは昨年10月、連載「ハシシタ 奴の本性」を開始。橋下市長は強く反発して発行元の親会社である朝日新聞の取材を拒否し、朝日側は謝罪して連載を中止した。(スポニチ)>
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