11662 武力衝突避けたいが本音?   古澤襄

<【北京=川越一】中国共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙、環球時報は6日付で、中国海軍のフリゲート艦が海上自衛隊の護衛艦に射撃管制用レーダーを照射したことについて、「(日中関係は)危険な時期に入った」などとする専門家の意見を伝えた。
中国の軍事専門家はレーダー照射を自衛行為と定義。今回の行動について「警告の性質を帯びている」と中国メディアに語っている。軍事衝突のリスクを高める挑発行為にもかかわらず、中国外務省や国防省は5日、公式見解を出さず、静観を装った。
6日付の中国各紙の多くは、日本メディアの報道を引用して事実を伝えるに留めた。専門家は環球時報に対し、「軍事的見地からいえば、照準を合わせた後はすぐに発射できる。
しかし、現在の中日関係の情勢からは一触即発の状況には至っていない」と述べている。威嚇をエスカレートさせている中国側も、武力衝突は避けたいというのが、本音とみえる。(産経)>
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