11684 日銀総裁人事提示前にルール変更を  古澤襄

重要な人事案が事前に報道されたことを理由に、国会承認を拒否する民主党の態度は、どう考えても理屈が通らない。衆院選で敗北して辞任した輿石幹事長が拒否を主導したが、選挙で負けた責任をとって幹事長を辞任した筈である。執行部が唯々諾々として輿石氏に従うようでは、参院選でも大敗するのではないか。
菅官房長官は8日、日銀の総裁人事を国会に提示する前に、同意人事を巡るルールが見直されることに期待を示した。当然のことではないか。
<菅官房長官は8日午後の記者会見で、民主党が公正取引委員会の委員長の人事案が事前に報道されたことを理由に、政府からの提示を拒否したことに関連し、日銀の総裁人事を国会に提示する前に、同意人事を巡るルールが見直されることに期待を示しました。
政府は、国会の同意が必要な人事案を衆参両院の議院運営委員会の理事会に提示しましたが、民主党は、公正取引委員会の委員長の人事案が事前に報道されたことを理由に、提示の前に衆参両院の理事会をいずれも途中で退席し、提示を拒否しました。
これについて菅官房長官は、「事前に報道された場合は、提示を受けないというルールは、どう考えてもおかしい。今後も、このルールの見直しが行われるよう議院運営委員会の理事会を中心に検討していただけるよう希望する」と述べました。
そのうえで菅官房長官は、「日銀総裁の人事案を提示する前にルールの見直しができればいい。ルールの見直しができれば、しっかりと野党側に考え方を伝えることができる」と述べ、日銀の白川総裁の後任人事を国会に提示する前に、国会の同意が必要な人事案を巡る与野党の合意が見直されることに期待を示しました。
また菅官房長官は、中国で深刻な大気汚染が続いていることについて、「日本は高い関心を持っている。日本として、できることは協力したいし、中国側でも、当然できることはやってほしい」と述べました。(NHK)>
杜父魚文庫

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