<【ワシントン時事】米国務省のヌーランド報道官は11日の記者会見で、中国艦船による海上自衛隊護衛艦に対する射撃用レーダー照射があったことを「確信している」と表明し、日本の立場を支持する姿勢を鮮明にした。さらに、米政府の「懸念」を中国側に伝えたことを明らかにした。
報道官は、日本からレーダー照射事件に関する説明を受けたと指摘。その上で「それが起きたことを確信している」と明言し、日本政府の発表を「完全な捏造(ねつぞう)」とする中国の主張を退けた。
沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐっては、クリントン前国務長官が1月中旬に行われた日米外相会談で、「日本の施政権を害そうとするいかなる一方的な行為にも反対する」と表明している。報道官はこれに関しても、ケリー国務長官は同様の立場だと強調した。
報道官はまた、「すべての当事者に対して(東アジア地域の)緊張を高め、誤算に至るような行動を回避するよう改めて促す」と述べた。(時事)>
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