11797 朴次期大統領「円安攻勢に先制的対応」  古澤襄

朴槿恵(パク・クネ)韓国次期大統領が、日本の円安攻勢に”先制的対応”をとると述べているが、具体的な内容に乏しい。ドイツのメルケル首相と同じで、打つ手がないということだろうか。
英ロイターは、朴槿恵次期政権がとるべき経済政策は①韓国の主要輸出先であるユーロ圏など欧米諸国における経済回復の兆し②円安基調の継続により、韓国がウォン切り下げに踏み切る可能性③2013年の韓国の政策金利とGDP・・・三点がポイントだと指摘している。
「円安攻勢に先制的対応」などというコケ脅かしの空理空論を並べ立てても何の役にも立たない。経済音痴の女性大統領になってしまうのだろうか。
<朴槿恵(パク・クネ)韓国次期大統領が20日、貿易協会を訪問し、為替レート安定化の建議に対し、「企業が損失を出さないよう先制的かつ効果的に対応する」と明らかにした。協会役員団は「最近の円安など各国の通貨政策が輸出企業の障害要因に浮上し、心配している」と述べ、為替レート安定対策を建議した。
朴次期大統領はあいさつの言葉でも、「最近、世界景気が沈滞から抜け出せず、日本の円安と中国など新興国の追撃で状況は厳しいはず」と述べた。続いて「危機を乗り越えるためには経済発展パラダイムが変わらなければならない。今までは先進国についていく追撃型経済だったとすれば、先導型経済に変化させなければならない」と強調した。(中央日報)>
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