11954 安倍首相、尖閣諸島周辺など国境警備の民主政権時代の対応を批判  古澤襄

安倍首相は7日の衆議院予算委員会で、尖閣諸島周辺などの国境警備について、「前政権下では過度にあつれきを恐れるあまり、警戒警備に極度の縛りがかけられていた」と、民主党政権時代の対応を批判し、方針を見直したことを明らかにした。
安倍首相は「前政権下においては、過度にあつれきを恐れるあまり、わが国の領土・領海・領空を侵す行為に対し、当然行うべき警戒警備についても、その手法に極度の縛りがかけられていた。この危機的な状況を突破するために、前政権の方針を根本から、これは見直しを行いました」と述べ、前政権下での尖閣諸島周辺での警戒警備の方法を不適切と判断し、見直したことを明らかにしました。
安倍首相はその理由については、「相手方に対して、誤ったメッセージを送ることにもなり、かえって不測の事態を招く結果になることすらあると判断した」と説明したうえで、冷静かつ毅然(きぜん)とした対応をとる新たな方針のもとで引き続き警戒警戒を行っていく考えを強調した。
これを受けて民主党の岡田前副総理は、民主党政権下で自衛隊の艦艇は中国軍の艦艇と15カイリの距離を取るように指示していたとの一部報道を否定し、安倍首相の指摘は事実に反すると反論した。
岡田前副総理は「『民主党政権下で、過度にあつれきを恐れるあまり』というのは、何を根拠におっしゃっているのか。感情的な表現は使うべきでない」と述べた。
安倍首相は「申し訳ないが、事実をファクトを述べている。個別に申し上げることができる。しかし、それはいわば中国に対して、かつての政権がやっていたこととはいえ、手のうちを明かすことになる」と述べた。
安倍首相の反論に対し岡田前副総理は、「安倍首相は、民主党のことを根拠なく批判して、それを変えたと誇っている」と批判した。 (フジニュース・ネットワーク)>
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