宮崎正弘氏の緊急書き下ろし『中国の反日で日本はよくなる』(徳間書店、予価1000円)が3月22日発売。付言すれば、三年三ヶ月の民主党政権のダッチロールと中国・北朝鮮・韓国の反日行動が、眠っていた日本を覚醒させた。
「民主的に”滅びの道”を行く」という言葉がある。宮崎正弘氏は<<すべては『反日』『尖閣」から始まった。自民党総裁選泡沫だった安倍がなぜ急浮上できたか?何事もなければ小沢の暗躍を許し、バカ政権が続き、精神は朽ちて衰滅へ向かっていた。9月18日を銘記せよ、日本は変わった。安倍待望論がわき起こり、『暴走老人』が出現した>>と説く。
東日本大災害でほんとうの日本人の”強くて優しい心”が蘇ったといえる。日本という国家は二〇〇〇年の歴史の中でいくたの国難を乗り越えてきた。国難に際して一致して対処できる伝統国家が日本である。困難を乗り越えれば、また平和の居眠りに耽るのも許される。それは”滅びの道”ではない。
■「中国の反日で日本はよくなる目次」
プロローグ
中国の「反日暴動」は日本経済沈没寸の前に神風だった
防衛産業梃子入れのレジテマシーを獲得した日本
空母もステルスも自前で生産できる日本の潜在工業力を活かせ
第一章 尖閣戦争は日本経済挽回のチャンス
中国の空母建設まであと7年、北朝鮮の核搭載ミサイルまであと五年
日本が急ぐべきは防衛力向上とGDP50%アップの一石二鳥計画だ
対米債権(米国債1兆二千億ドル)を担保に在日米軍を買え
核兵器はインド、パキスタンからも買える
習近平は尖閣奪回の軍事作戦の実践を準備中
第二章 アベノミックスで日本経済は再生へ
ガンは日銀だったが、安倍に押されて立ち上がった
通貨安戦争に負けて、円高は日本企業ののど元を掻き切ろうとしていた
頑迷に現状に固執した日銀は、結果的に日本経済に悪影響をもたらした
第三章 ASEAN諸国は日本に期待し、日本の味方となる
安倍政権のASEAN重視と各国の現状と展望
「チャイナ・プラス・ワン」の現場で何が起きているか
第四章 欧米頼みの経済から卒業準備
オバマ「財政の崖」、ユーロ陥没、人民元覇気。
世界経済は不透明となり、中東は紛争増大し世界経済の牽引車が不在
中国、ドイツが息切れ、やはり日本しかない。
オバマは中国封じ込めへアジア戦略をシフト
第五章 尖閣戦争勃発と経済
第六章 中国経済、じつはハチャメチャ
日本は再びGDP世界第二位を回復出来る
エピローグ
「日本経済再生プラン」の読み方
公共事業拡大、リニアカーもさりながら。国家安全が経済の安定に繋がる
もうひとつのアベノミックスのシナリオ
杜父魚文庫
11985 書評『中国の反日で日本はよくなる』 古澤襄

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