<国民新党の自見庄三郎代表は21日、党本部で記者会見し、「(昨年4月の)郵政民営化法改正で結党の主たる目的を達した」と述べ、国民新党を同日付で解党したと発表した。自身が働き掛けていた自民党との合併による復党の道が断たれ、党存続を断念したとみられる。
また、自見氏は当面無所属で活動する考えを示し、夏の参院選について「立候補したい」と述べた。
国民新党は2005年夏、郵政民営化法案に反対した綿貫民輔氏らが自民党を離党して結党。09年に民主党と連立を組み、改正郵政民営化法を成立させた。しかし、幹部の落選や相次ぐ離党により、所属議員は自見氏と浜田和幸参院議員の2人となっていた。
一方、浜田氏は21日、参院議員会館で会見し、「自見氏独りだけの判断で終わりにするのは納得できない」と反発し、議員総会の開催を要求した。(時事)>
杜父魚文庫
12055 とうとう国民新党が解党 古澤襄

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