[ソウル 29日 ロイター]韓国の聯合ニュースは29日、北朝鮮の中・長距離ミサイル部隊で、車両や兵員の活動が活発化していることを韓国軍が確認したと伝えた。
朝鮮中央通信社(KCNA)によると、北朝鮮の金正恩第1書記は同日未明、ロケット部隊に対して、韓国と太平洋の米軍基地を攻撃するため待機命令を出した。
聯合ニュースは軍事筋の話として、「北朝鮮の中・長距離ミサイル発射場で最近、車両や兵士の活動が急速に活発化していることが確認された」と報じた。
同報道の内容を確認することはできなかった。(ロイター)>
<(CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記は29日、米本土と太平洋および韓国の米軍基地を標的として、ロケットを発射待機状態にする計画を承認した。朝鮮中央通信が伝えた。
朝鮮中央通信によると、金第1書記は軍指導部との会議で、「現在の状況に照らして、米帝国主義者との間で決着をつけるべき時が来た」との判断を示した。
その上で金第1書記は、「彼らが巨大な戦略軍で無謀な挑発を行うのであれば、北朝鮮は米本土とその拠点、ハワイとグアムを含む太平洋および韓国の米軍基地を、容赦なく攻撃すべきだ」と述べた。
米軍が韓国との軍事演習でステルス爆撃機「B2」を飛行させると発表したことについて朝鮮中央通信は、「朝鮮半島にいかなる犠牲が出ようとも核戦争に火を付けるという最後通告」だったと伝えている。(CNN)>
<アメリカ軍が、韓国との合同軍事演習にレーダーに捉えられにくいB2ステルス爆撃機を投入したことを受けて、北朝鮮の国営通信は、キム・ジョンウン第1書記が29日未明に軍の幹部と作戦会議を開き、「アメリカをミサイルで攻撃できる状態で待機するよう指示した」と伝えました。
アメリカ軍は、北朝鮮が挑発的な言動を繰り返していることから、韓国軍と合同で行っている軍事演習に、レーダーに捉えられにくいB2ステルス爆撃機を投入するという異例の措置を取りました。
これに対し、北朝鮮の国営通信は、キム・ジョンウン第1書記が、29日午前0時半に、軍の最高司令部で総参謀長や戦略ロケット軍司令官ら幹部4人を集めて緊急の作戦会議を開き、「重大な決心をした」と伝えました。
この中でキム第1書記は、アメリカ本土と、ハワイ、グアムなどの太平洋地域や韓国にあるアメリカ軍基地を、「いつでもミサイルで攻撃できる状態で待機するよう指示した」として、攻撃に関する準備計画に署名したということです。国営通信が公開した写真の1枚には、弾道ミサイルが飛行するルートを示したとみられる地図が写っており、そこには「アメリカ本土攻撃計画」と書かれています。
北朝鮮が、軍の最高司令部で開いた作戦会議の様子を明らかにしたのはこれが初めてとみられ、アメリカを重ねて威嚇するねらいがありそうです。(NHK)>
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