ひとりで隣国を威嚇しながら、世界の顰蹙を買う北朝鮮が1日に最高人民会議を開くという。長距離弾道ミサイルの発射を続ける威嚇姿勢と、農業や軽工業をてこ入れして国民生活の向上を急ぐ考えも打ち出す二本立て興行。
一年中、エイプリルフールのような国、勝手にやれ!と言いたくなる。
<北朝鮮は1日、各地の代表を集めて最高人民会議を開くことにしており、核兵器やミサイルの開発をさらに強化することと並行して経済を立て直すという方針に沿って、国家予算などを決めるとみられます。
北朝鮮が例年この時期に開く最高人民会議では、国家予算や新しい法律、それに指導部の人事などが決められています。
1日の最高人民会議を前に、キム・ジョンウン第1書記は31日、2年半ぶりに開かれた朝鮮労働党の中央委員会総会で、「核兵器は絶対に放棄することのできない民族の命だ」と主張して、核開発を強化する考えを強調し、また、事実上の長距離弾道ミサイルの発射を続ける姿勢を示しました。
その一方で、キム第1書記は、こうした強硬路線と並行して、経済に関する政策を改善し、主に農業や軽工業をてこ入れして国民生活の向上を急ぐ考えも打ち出しました。
このため、最高人民会議では、こうした方針に沿って国家予算などを決めるとみられ、北朝鮮指導部としては、今月11日でキム第1書記の就任から1年となるのを前に、軍事力の充実と国民生活の向上を両立させるとアピールして求心力を高めようとするものとみられます。(NHK)>
杜父魚文庫
12157 北朝鮮 最高人民会議開催へ 古澤襄

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