12165 金正恩のメンツを保つため米攻撃の可能性  古澤襄

<【ワシントン聯合ニュース】核・ミサイルによる威嚇を強める北朝鮮政権が実際に米本土への軍事攻撃に乗り出す可能性があると、米下院議員が指摘した。
下院国土安全保障委員会の委員長で下院情報特別委員会にも所属するピーター・キング議員(共和党)が31日、米ABCテレビの時事番組に出演し、「(北朝鮮の)金正恩(第1書記)が自身のメンツを保つため、韓国や太平洋側の(米軍)基地を攻撃することを、懸念する」と述べた。
金第1書記について「自身の権威を確立しようとタフガイになろうとしている。段々と極端な姿を見せており、もう引き返せないかもしれない」と指摘した。
北朝鮮が南北関係を「戦時状況」と宣言したことに対しては、「こけおどしではない」と述べた。米本土への攻撃はさほど心配はしないが、北朝鮮がどういう状況まで突っ走るかということは脅威だとした。
前日に米ホワイトハウスは、北朝鮮の威嚇を深刻に受け止めながらも「おなじみのパターン」と評した。しかしキング議員は、実際に挑発する可能性も大きいとの見方を示したことになる。
同議員は、北朝鮮政権を「政府でもない。領土を持つ組織犯罪ファミリーにすぎない」と非難。祖父、父親と同様に金第1書記も悪らつだとした。
また、米朝対話の必要性を指摘する意見があることに関し、「(対話の)目的がなく、韓国をはじめアジアの同盟国を無視する印象を与えることになる」と、反対する考えを明らかにした。(聯合)>
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