12175 福田元首相 習主席と会談へ調整   古澤襄

尖閣諸島をめぐって緊張関係にある日中関係を打開しようとする動きが現れている。
安倍首相は自民党の高村正彦副総裁を首相特使としての早期訪中に向けた検討を進めているが、その一方で6日から中国・海南島で開かれるアジア経済などをテーマにした「ボーアオ・アジアフォーラム」のフォーラム理事長・福田元首相が開幕式であいさつする。
習近平国家主席も出席することから、両者が会談する調整が行われている。
実現すれば、習氏が国家主席に就任してから、日本側の要人と初めて会談することになり、日中間のハイレベル交流復活のスッテプとして期待がもたれている。
<福田元総理大臣は、今月6日から中国の海南島で開かれる経済フォーラムに出席し、その際、中国の習近平国家主席と会談する方向で調整しています。
福田元総理大臣は、今月6日から8日まで中国南部の海南島で開かれる、アジア経済などをテーマにした「ボーアオ・アジアフォーラム」に出席し、フォーラムの理事長として、開幕式であいさつすることになっています。
また、福田氏は、フォーラムに出席を予定している中国の習近平国家主席と会談する方向で調整しており、実現すれば、先月、習氏が国家主席に就任してから、日本側の要人として初めて会談することになります。
関係者は「福田氏は経済フォーラムの理事長として会談する方向で調整しており、日中関係は話題にしない予定だ」と説明しています。
ただ、福田氏は、総理大臣在任中に、当時の胡錦涛国家主席との間で首脳の相互訪問を実現させており、会談で、沖縄県の尖閣諸島を巡る問題などで悪化している日中関係の改善に向けても意見が交わされるのか、注目されます。(NHK)>
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