今月中旬からゴールデンウイークにかけて、河野洋平元衆院議長や二階俊博総務会長代行らが相次ぎ訪中を計画していることが9日、分かった。それぞれ習近平国家主席や李克強首相との会談の実現を目指し、調整を進めている。沖縄県・尖閣諸島をめぐり日中両政府の緊張関係が続く中で親中派議員や議員OBによる外交が活発化している形で、対中外交は「政冷党熱」の様相を呈している。
関係者によると、河野氏は今月14~20日の日程で、日本国際貿易促進協会の会長として中国各地を訪問。中国政府に対し、15、16日に北京で習氏ら政府首脳との会談を実現するよう要請している。二階氏は超党派議員連盟の会長として、28~29日の日程で北京に滞在する。
このほか、自民党の高村正彦副総裁は5月上旬に日中友好議員連盟会長として訪中。江田五月元参院議長も4月27~29日に日中友好会館会長として訪中する。また、福田康夫元首相は6日からのボアオ(博鰲)アジアフォーラムに出席するため海南省を訪問しており、習氏と会談。ボアオフォーラムには二階氏も出席している。
一方、政府間の対話は、尖閣問題や中国艦船による海上自衛隊護衛艦への射撃管制レーダー照射事件もあり、関係改善の糸口は見えないままだ。日本政府は毎年春に開かれる日中韓首脳会談を機に日中2国間の首脳会談実現を模索しているが、日中韓首脳会談自体も日程調整が難航。今月中の実現を目指していた麻生太郎副総理兼財務相の訪中も「具体的な日程調整には入れていない」(政府関係者)という。
日中韓首脳会談に関しては、議長国の韓国政府が5月25、26日にソウルで行うことを提案し、日本政府はこれを受け入れた。しかし、中国側は局次長級の実務者協議には応じているものの、「首脳会談についてはいつまでも返事をしない状態」(外務省幹部)だという。
背景には尖閣をめぐる対立とともに、「習近平体制が発足して間もないので、対日方針を固め切れていないのでは」(政府関係者)との見方もある。
安倍晋三首相は中国に「対話のドアは常にオープンだ」と呼びかけているものの、政府内には「ボールは中国側にある」(外務省幹部)と中国を突き放した見方が大勢。中国が対話姿勢を見せない間に安倍首相は東南アジア諸国連合(ASEAN)歴訪やモンゴル訪問などで着々と“中国包囲網”を構築しており、日中双方の我慢比べが続いている。(産経)>
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12254 親中派大物議員、相次ぎ訪中へ 古澤襄
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