12258 北朝鮮 韓国の外国人にも退避呼びかけ   古澤襄

<韓国への威嚇を繰り返している北朝鮮は9日、ソウルに駐在する外国人などに対しても、安全のため国外に退避するように呼びかけ、挑発の度合いを一段と高めています。
これは北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会のスポークスマンの談話として発表したもので、「ソウルをはじめ、南にあるすべての外国機関と企業、観光客らを含む外国人が安全のために事前に退避すべきことを通知する」としています。
北朝鮮は、これまでにも首都ピョンヤンの外国の大使館などに対し、「戦闘が起きた場合は、大使館などの安全を保証できない」として、外交官らの退避を検討するよう呼びかけていましたが、韓国にいる外国人に対しても退避を呼びかけることで、挑発の度合いを一段と高めています。(NHK)>
<北朝鮮のアジア太平洋平和委員会の報道官は9日、朝鮮半島情勢は「熱核戦争の前夜」として、韓国内の外国人にも退避を呼びかけた。
危機の高まりの原因を「米国と“南朝鮮傀儡(かいらい)”のエスカレートする敵対行動と侵略戦争挑発の陰謀」と決めつけ、朝鮮半島情勢は「熱核戦争の前夜」と主張。
自国の方針として、「民族の尊厳と国家の主権を侵略者の強まる威嚇」に対して「軍事的対応措置をとることを宣言した」と、これまでの主張を繰り返した。
「朝鮮半島で戦争の導火線に火がついた場合、それは全面戦争であり、無慈悲な報復聖戦になるだろう」と表明。
戦争勃発の際には、「韓国にいる外国人が被害を受けることは願わない」と主張し、アジア太平洋平和委員会として「ソウルをはじめとする南朝鮮にあるすべての外国機関、企業、観光客を含む外国人は自らの安全のために、事前に退避あるいは疎開対策を講じなければならない」と宣言した。(サーチナ・ニュース)>
<【4月9日 AFP】北朝鮮は9日、国営朝鮮中央通信(Korean Central News Agency、KCNA)を通じて、韓国内に滞在する外国人に対し、武力衝突に備えて退避するよう勧告した。
朝鮮アジア太平洋平和委員会(Asia-Pacific Peace Committee、APPC)による声明では、「戦争が起きた場合、南朝鮮(韓国)にいる外国人が傷つくことをわれわれは望んでいない」と述べ、韓国内の全ての外国機関、企業および観光客らに退避手段を確保するよう勧告している。
一方、韓国統一省は同日、韓国と北朝鮮が共同運営する北朝鮮南西部の開城(Kaesong)工業団地に、北朝鮮からの従業員が出勤していないことを明らかにした。同工業団地に関しては前日、団地を視察した金養建(キム・ヤンゴン、Kim Yang-Gon)朝鮮労働党書記が全従業員を撤収し操業を一時停止するとしていた。(AFP)
<【ソウル聯合ニュース】北朝鮮・朝鮮アジア太平洋平和委員会の報道官は9日、在韓外国人に対し事前避難対策と疎開対策を立てるよう勧告する談話を発表した。
談話は「戦争が起きた場合、われわれは南朝鮮(韓国)にいる外国人に被害が及ぶことを望んでいない」と表明。ソウルをはじめ韓国内の全ての外国機関や企業、観光客をはじめとする外国人らが身の安全のために事前に退避・疎開対策を立てるよう通告すると明らかにした。
また、「米国と傀儡(かいらい)好戦狂らは南朝鮮に核戦争装備をはじめとする大量破壊兵器を大々的に寄せ集め、われわれに対する侵略戦争挑発の機会だけを狙っている。朝鮮半島で戦争の導火線に火が付けば、それは全面戦争となり、われわれの無慈悲な報復聖戦となるだろう」と強調した。
今回の談話は、朝鮮半島の不安をさらに高めようという狙いがあるとみられる。(聯合)>
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