12268 北朝鮮ミサイル 米太平洋軍司令官、迎撃する考えを明言  古澤襄

<北朝鮮が、新たなミサイル発射にすぐにでも踏み切るという懸念が高まっている。
アメリカ太平洋軍のロックリア司令官は、北朝鮮が、アメリカや日本、韓国などの同盟国を狙って、弾道ミサイル攻撃を行った場合、「迎撃する」考えであることを、アメリカ軍の高官として初めて明言した。
ロックリア太平洋軍司令官は9日、上院の軍事委員会で証言し、北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられるミサイルを東海岸に移動させ、グアムに脅威が及んでいると正式に認めた。
そのうえで、ロックリア太平洋軍司令官は「もしアメリカ本土を守るためであれば、絶対に迎撃を指示する。同盟国を守るためでもあれば、迎撃を指示する」と述べた。
ロックリア司令官は、現在の状況について、「今まで感じたことのない緊張感がある」と述べ、北朝鮮と韓国が、局地的な衝突を起こした場合には、「アメリカが、その状況を管理し、不必要な激化を起こさせないようにする」として、全面戦争に突入させないよう、アメリカが役割を果たす考えを示した。
アメリカ軍は、日本近海に展開しているミサイル駆逐艦「ジョン・S.マケイン」に加えて、弾道ミサイル発射監視船「オブザーベーション・アイランド」が向かっているほか、横須賀から出港したミサイル駆逐艦3隻が、グアム方向への警戒として展開するなど、警戒の動きを活発化させている。
また、沖縄県の嘉手納基地からは、10日未明、弾道ミサイル発射監視機「コブラボール」2機が相次いで離陸していて、空の警戒態勢の構築にも入ったものとみられる。(フジニュース・ネットワーク)>
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました