12339 書評『悪韓論』(新潮新書)   宮崎正弘

悪しき隣国(悪韓)の本当の姿をえぐり出した快著。「事実を書くのに遠慮は要らない」という記者魂のもと。
<<室谷克実『悪韓論』(新潮新書)>>
快著の登場である。「悪漢」というコトバが使われなくなった久しい。悪の「漢」は良くないと中国に遠慮しての自己規制なのか。これではシナという国名が日本で使用禁止状態にあることがよく了解できる。
室谷氏の新刊は、なんと「悪韓」である。刺激的なネーミング。室谷さんならではだろう。副題はもっと刺激的、挑発的である。「あの国に学ぶことなど一つとしてない!」。
かくて虚飾にまみれた隣国の実態に迫るのが本書である。
いわく。「ウォン高でサムソン、現代など大手企業のメッキがはがれてしまった」つまり人為的ウォン安で、経済を維持発展させてきたが、その手法は円安の襲来でお終いになった。
「爆発寸前のカード破産」これは以前からも指摘されてきたが、なにしろ見栄っ張りの国民性、無理して高価なテレビなどを買い、見せびらかす習性があり、クレジット・カードを切りまくる。カードは限度内で使うという秩序的な発想をしないのが韓国人である。
「高学歴社会だが、大量の就職浪人がいる」これは中国もおなじ。なぜ大学へ行くかと問えば、大学へ行かないと良い職場がない。いっそ大学など蹴飛ばせば、匠の世界があるではないか、と思うが、大学を出ないと人間扱いされない。独創的なモノを発明したり、苦労して改良したりという発想はない。これが韓国、中国を襲っている伝染病のたぐい。そして老人の自殺が多いという韓国社会の側面も描写されている。
核心的表現は次の個所である。
「現実の韓国とは、文明の終わりを思わすような悪辣な思考と行動、風習、風俗が闊歩する社会だ。それなのにぴかぴかの国であるかのように虚言を重ね、ドラマや製品ばかりではなく、悪辣な思考と行動、風習、風俗を内包する韓国型生活様式、いわばコリアン・ウェイ・オブ・ライフそのものを海外へ輸出し、海外で増殖させようとしている。これも韓国民族優先思想、換言すれば小児病的な小中華思想に発する行為だ」
快挙的快著が誕生した。
杜父魚文庫

コメント

  1. hoshino より:

    真実を有り難うございます。

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