<【ワシントン時事】カーニー米大統領報道官は17日の記者会見で、オバマ大統領宛ての封書の中に不審物が入っているのが発見されたことを明らかにした。
連邦捜査局(FBI)は初期検査の結果、猛毒リシンの陽性反応が出たと発表。関係当局と協力して捜査を進めていく方針を示した。
不審物入りの封書が見つかったのはボストン・マラソンでの同時爆弾テロ翌日の16日。ホワイトハウス宛ての全ての郵便物を検査するシークレットサービスの施設で発見され、ホワイトハウスには届けられていない。
16日には共和党のロジャー・ウィッカー上院議員宛ての封書からもリシンが見つかっている。CNNテレビは捜査当局の話として、大統領とウィッカー議員に届いた封書は酷似していると伝えた。
FBIは17日の声明で「同時爆弾テロとの関連を示す証拠は出ていない」と指摘。報道によると、当局者はリシンに関する初期検査には誤りがあるケースが多いと話した。(時事)>
<アメリカのFBI=連邦捜査局は17日、声明を出し、オバマ大統領宛の手紙の中から粒状の不審な物質が見つかったため簡易の検査を行ったところ、猛毒のリシンの陽性反応が出たと発表しました。
大統領の警護に当たっているシークレットサービスによりますと、この手紙は、ホワイトハウス宛の郵便物を事前にチェックする施設内に今月16日に届いたということで、現在、FBIなどが捜査しています。
FBIは、この不審な手紙と、15日にボストンマラソンの会場で起きた爆破テロ事件との関連を示す情報は、今のところないとしています。
一方、アメリカの複数のメディアは17日、南部アラバマ州選出の共和党のシェルビー上院議員の議会内にある事務所で不審な手紙が見つかり、FBIが捜査していると伝えています。
これを受けてワシントンの連邦議会の一部は立ち入り禁止となっています。
また、これに先だって16日には、南部ミシシッピ州選出の共和党のウィッカー上院議員の事務所宛に送られた手紙の中から猛毒のリシンの陽性反応が出たことが分かっています。(NHK)>
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