12389 アベノミクスで応酬 参院山口補選   古澤襄

<参院山口選挙区補欠選挙の投開票まで1週間となった21日、安倍晋三首相(自民党総裁)と海江田万里民主党代表がそれぞれ選挙区で街頭に立ち、首相の経済政策「アベノミクス」をめぐって応酬を繰り広げた。
首相は県内5カ所で演説し、自らの地元でもある下関市では「1年前、行き過ぎた円高で下関でも町工場を次々と閉めざるを得なかった」と指摘。「今、私たちが進めている対策を1、2年前にやっていれば、1000人以上の雇用が失われずに済んだ。デフレから脱却するには私たちが進めている道しかない」と述べ、アベノミクスの意義を強調した。
一方、海江田氏は萩市の街頭で、アベノミクスに伴う円安について「みなさんの暮らしに影響が出ている。食料品や日用品(の価格)が上がっている」と懸念を表明。「首相は得意の絶頂だが、やっていることに副作用がないか考えなければならない」と語った。
山口補選は、自民党公認で公明党が推薦する新人と、民主党とみどりの風が推薦する元衆院議員による事実上の一騎打ち。結果は、今後の国会運営や夏の参院選に影響するとみられ、与野党は28日の投開票に向けて全力を挙げる。(時事)>
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