12416 円レートが100円を抜く状況はもう少し先  宮崎正弘

「円安」を仕掛けてきたファンド筋は「一銭」のさや取りに5億ドル。円レートが100円を抜く状況はもう少し先ではないか。
ドル高、円安ゲームが続いている。安倍政権誕生以後、円は20%前後も安くなって、いきなり日本経済が蘇生する徴候となった。
もし一ドル=100円レートの決算となれば、「有力日本企業200社の平均で75%の経常利益増大となり、その差益だけでも16兆円となる」(ウォールストリート・ジャーナル、2013年4月24日)
「しかし一ドル=100円の円安局面になるのは、まだ時間がかかりそう」と為替トレーダー筋が先を読んでいる。その理由は、
「99円90銭から100円00銭までに一銭ごとに5億ドルの予約資金が、売り買い予約をしている」
つまり99円91銭に売買が5億ドルの予約、99円92銭にも同額、99円93銭にも・・・。
黄金週間を挟んで日本が休みになると海外のファンドが、この隙間を衝く行動を取ることが過去には何回かあった。関係各位、ご油断召されるナ!
杜父魚文庫

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