中国金融界上層部も小幅に更新か。朱容基の娘、朱燕来は中国銀行(香港)の副総裁に就任。
太子党の周小川は中央銀行総裁に居残った。したがって日銀総裁のように「白」から「黒」になって金融政策が百八十度かわった日本のような変化はのぞめないだろう。
太子党企業への融資継続、国有企業が破綻しないように優先的かつ選別的な金融特殊緩和政策をおこなうだろう。
トウ小平の最大の政治ライバルだった陳雲は改革開放に反対し、中国経済は規制をかけて「鳥かご」のなかでの規制緩和をすれば良いと言った。陳雲は経済学者でもあった。
その陳雲の子、陳元は政治協商会議副主席だが、近く「国家開発銀行」総裁になる可能性が高いと多維新聞網(4月24日)が伝えた。
辣腕首相としてならした朱容基の娘は朱燕来である。彼女はカナダ留学後、カナダのロイヤルバンクを経て、帰国後、中国銀行に入行した。政協商会議委員でもある。
このたび中国銀行(香港)の副総裁に就任することが本決まりになった。中国銀行は、中国四大国有銀行の第三位。香港では現地法人として、香港ドルの発券もおこなっている。
余談だが、その香港に北京の公安局長が突然出現し、香港警察総部ならびにワンチャイ署を訪問した。北京の公安とは管轄外であり、なにゆえに北京から香港へ飛んできたのか、香港もマスコミが話題にしている。
従来的発想で言えば、党幹部の香港訪問が予定されているための治安対策の下打ち合わせ。或いは香港のマネー・ロンダリングの捜査の最終段階にひっかかる党幹部がいるのか、その目的が曖昧なだけに様々な憶測を呼んでいる。
そしてCIC(中国国富ファンド)のトップに就任が予定されていた郭樹清は逆に就任を断った。郭樹清はモンゴル系、建設銀行CEOを経て、中国商圏監査委員会主席を務めている。
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声)中国の漁業監視船の領海侵犯と閣僚の靖国参拝に関連して、24日の参議院予算委員会での民主党議員の質問が、あまりに韓国・中国よりの発言で呆れてしまいます。
テレビ中継はなかったようですが、平気で嘘をつく民主党議員の質問に対し、動画サイトやフェイスブックのおかげで、メディアの編集権という名の「報道しない自由」に風穴が開いたことが実感できます。
参議院による動画は48分間。冒頭の、中国船の領海侵犯が閣僚の靖国参拝のせいだ、とも取れる徳永エリ議員の質問に対する麻生副総理の発言が面白い。3分10秒あたり、昭和27年4月28日、日本が独立した日に、祖父に連れられ靖国参拝したという。
安倍晋三のフェイスブックには秘書からの投稿。『本日行われた参議院予算委員会で、民主党の徳永エリ議員より「閣僚の靖国参拝について、日中、日韓関係が悪化した事に拉致被害者家族が落胆している」との発言がありました。(その後の古屋大臣、安倍総理からの「一体誰が落胆しているのですか?」との質問には一切お答えいただけませんでした)
こういう議員の発言が日本の外交力を弱める一因になっているのではないでしょうか。非常に残念です。放送が無かったため、YouTubeにアップされている動画を紹介させていただきます』
http://www.facebook.com/abeshinzo/posts/344405325682917
面白いのが安倍晋三(秘書)の発言。『国民の皆様に民主党の実態を見て頂きたいと思います。シェア宜しくお願いします。もう民主党は社民党化してます。とゆうか北朝鮮労働党の友党だった社会党でしょうか。恐らく、テレビニュースでは報道しないであろう民主党の醜態をYOUTUBEでご覧ください』。動画は7分弱。
中国・韓国はいわゆる「歴史認識」カードが無効になったことにまだ気づいていないのでしょうか。韓国の外交部長官の訪日中止にしても、韓国側は「閣僚の靖国参拝で日韓外相会談が中止になった」としているのに対し、菅官房長官は「具体的な日程は決まっていなかった。中止になったことも聞いていない」とまるで相手にしていません。
2月に韓国を訪問した麻生副総理、朴槿恵大統領との会談では「日の丸」なしの非礼でしたが、会談では「歴史認識」問題についてもずいぶん突っ込んでいるのですね。4月23日の韓国中央日報の記事に会談の詳細が報じられています。「朴大統領の就任日に麻生副総理が詭弁、第一歩からこじれた韓日関係」
http://japanese.joins.com/article/789/170789.html?servcode=A00§code=A10
『日本政府の使節団代表として訪韓した麻生副総理は就任式当日午後3時から青瓦台(チョンワデ、大統領府)で25分間、朴大統領と会談した。複数の消息筋によると、当時の状況はこうだ。挨拶の言葉を交わした後、朴大統領が先にこう述べた。「韓日間の真の友好関係構築のために歴史を直視し、過去の傷がこれ以上悪化せず治癒するようお互い努力しよう」。すると麻生副総理が突然、米国の南北戦争を取り上げた。
「米国を見てほしい。米国は南と北が分かれて激しく戦った。しかし南北戦争をめぐり北部の学校では相変わらず“市民戦争”と表現するところがある一方、南部では“北部の侵略”と教える。このように同じ国、民族でも歴史認識は一致しないものだ。異なる国の間ではなおさらそうだ。日韓関係も同じだ。それを前提に歴史認識を論じるべきではないだろうか」。
奴隷制廃止をめぐり繰り広げた内戦と植民地支配のための侵略行為を同一視する詭弁だった。その瞬間、朴大統領の表情は険しくなったという。朴大統領は「特に両国の指導者が慎重な言葉と行動を通じて信頼を構築することが重要だ」と短く応酬した。にもかかわらず、麻生副総理は朴大統領よりはるかに多くの時間を使って自身の挑発的発言を続けた。
政府当局者は「麻生副総理は就任祝賀使節ではなく、あたかも『日本の歴史観は韓国とは違うということを韓国が先に認めてこそ、対話も可能だ』と訓戒しに来たようだ」と伝えた。
朴大統領の怒りは4日後に表面化した。朴大統領は三一節(独立運動記念日)の演説で、「加害者と被害者という歴史的な立場は千年の歴史が流れても変わらない」と異例にも強いトーンで日本を非難した。麻生副総理との会談当時に同席していた尹炳世長官も「韓国の外交優先順位は米国、中国、日本・ロシア」(2月27日)とし、外交修辞では異例にも直接的な表現を使った。
外交消息筋は「就任式で欠礼を見せた麻生副総理がまた靖国参拝という“事故”を起こし、韓国外交部では忍耐の限界を超えたと判断したようだ」と述べた』。 麻生副総理、なかなかいい仕事ぶりです。この調子でゆすり・たかり・ストーカーの韓国と縁が切れるなら万々歳ですね。(PB生、千葉)
(宮崎正弘のコメント)朴大統領の娘だから、と期待していたのですが、就任以来の言動に日々がっかりしてしまいますね。
杜父魚文庫
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