12444 首相 資源外交で経済再生へ   古澤襄

<安倍総理大臣は28日からのロシア・中東訪問をきっかけに、エネルギー資源の調達先の多様化やインフラ輸出などを推進し、みずからが掲げる日本経済の再生につなげたい考えです。
安倍総理大臣は28日から来月4日までの日程で、ロシア、サウジアラビア、UAE=アラブ首長国連邦、トルコの4か国を訪れ、各国の首脳らと会談することにしています。
今回の訪問ではエネルギー分野での協力の強化が焦点の1つとなっています。
日本では震災後、原発の運転停止で、火力発電の燃料としてLNG=液化天然ガスの需要が大幅に増加し、円安も加わって調達コストがふくらんだことなどから、昨年度、平成24年度の貿易収支は8兆円余りと過去最大の赤字になりました。
このため、日本としては資源を安定的に安い価格で確保するため、調達先の多様化を進めたい考えで、安倍総理大臣はロシアのプーチン大統領との会談で、ロシアからの天然ガスや原油の調達について話し合うことにしています。
また、サウジアラビアやUAEでは、原油の安定的な供給に向けて関係の強化を確認することにしています。
一方、今回の外国訪問には企業のトップらによる「経済ミッション」が同行し、現地の企業との間で金融や農業などの分野での協力に関する覚書を取り交わすことにしています。
安倍総理大臣としては今回の訪問をきっかけに、エネルギー資源の調達先の多様化とともに、インフラや日本の技術の輸出などを推進し、みずからが掲げる日本経済の再生につなげたい考えです。(NHK)>
杜父魚文庫

コメント

タイトルとURLをコピーしました