12460 参院山口補選 自民・江島氏が当選   古澤襄

<安倍政権の発足後、初めての国政選挙となった参議院山口選挙区の補欠選挙は28日に投票が行われ、自民党の新人で公明党が推薦する元山口県下関市長の江島潔氏が初めての当選を果たしました。
参議院山口選挙区の補欠選挙は開票が終了しました。
▽江島潔、自民・新、当選、28万7604票
▽平岡秀夫、無所属・新、12万9784票
▽藤井直子、共産・新、2万5944票
▽河井美和子、諸派・新、1万96票

自民党の新人で公明党が推薦する江島氏が、無所属の新人で、民主党とみどりの風が推薦し社民党が支持する、元法務大臣の平岡氏らを抑え、初めての当選を果たしました。
江島氏は56歳。山口県の下関市長を、合併前の旧下関市の時代を含め、平成7年から14年間務めました。
今回の補欠選挙は、安倍政権の発足後初めての国政選挙で、安倍総理大臣の地元・山口県で与野党が対決する構図となり、各党は夏の参議院選挙の前哨戦と位置づけ、幹部らを送り込むなど選挙戦を繰り広げました。
江島氏は、安倍総理大臣らの応援を受けて安定した政権の継続を訴え、自民党の支持層や推薦を受けた公明党の支持層などを固め、初めての当選を果たしました。
補欠選挙の投票率は38.68%で、3年前の参議院選挙に比べて23.23ポイント低くなりました。
江島氏は「選挙戦を通して安倍政権に対する有権者の期待を感じた。安倍政権の基礎をつくるために頑張れという声を県内各地で頂き、心強かった。参議院議員としての立場を頂いたからには、地方自治に関わってきた経験を生かして、国政と山口県をつなぐパイプ役として、地方の声を反映していけるように頑張りたい」と述べました。
一方、平岡氏は「皆さんの期待に添えなかったのはすべて私の力不足で、おわびします。安倍政権の危険性を訴えたが、高い支持率に打ち消されてしまったという感じです。無所属での立候補は、穏健派や中道リベラルの政治勢力を結集するという意味で間違っていなかった。今後、みずからがどうするかについては、これから考えていきたい」と述べました。(NHK)>
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