12471 日ロ首脳、平和条約締結への決意表明  古澤襄

<4月29日(ブルームバーグ):安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領は29日にモスクワで会談し、停滞している平和条約交渉を再開することで合意した。日ロ間では第2次世界大戦後の平和条約が締結されていない。
記者団に配布された共同声明によれば、両首脳はそれぞれの外務省に「双方に受け入れ可能な解決策」を見いだすための交渉を加速させるよう指示。2国間協議を通じて意見の隔たりを埋め、平和条約締結に向けて「決意」を表明した。

プーチン大統領は、外交を通じた解決を目指して両国が「誠実」に取り組んでいると説明した。
安倍首相は、日ロ間で未解決となっている最大の懸念に自ら取り組み、解決に向けて全力を挙げると表明した。
このほか、ロシアのエネルギー企業ロスネフチ とノバテック はこの日、三井物産 を含む複数の日本企業との協業で覚書に署名。日本の国際協力銀行(JBIC)とロシアの政府系ファンド、ロシアン・ダイレクト・インベストメント・ファンド(RDIF)は、それぞれ5億ドル(約490億円)ずつ出資し、日ロ共同の投資基金を創設することで合意した。(ブルームバーグ)>
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