12478 速やかに日ロ外務次官級の交渉   古澤襄

<菅官房長官は30日午前の記者会見で、29日に行われた安倍総理大臣とロシアのプーチン大統領との首脳会談で、北方領土問題を巡る交渉を再スタートさせることで合意したことを受け、安倍総理大臣の帰国後、速やかに外務次官級の交渉を始める考えを示しました。
この中で菅官房長官は、「今回のロシア訪問の目的は、安倍総理大臣とプーチン大統領の個人的な信頼関係を作ることと日ロ関係の長期的な方向性を示すこと、北方領土交渉を再スタートすることの3点だ。首脳会談ではその目的を達成することができた」と述べました。
そのうえで菅官房長官は、北方領土問題について、「戦後67年以上たっても解決していない困難な問題であり、一挙に解決するのは難しいのは当然だ。
ただ、今回の会談で、経済も含めた全体の発展を図りながら、北方4島の帰属の問題を解決し、平和条約を締結するという目的に向かって粘り強く取り組んでいく体制ができた。次官級で交渉を行うことで合意しており、安倍総理大臣が帰国したら、体制を整えてすぐに始まると思う」と述べ、安倍総理大臣の帰国後、速やかに外務次官級の交渉を始める考えを示しました。(NHK)>
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