12532 イスラエルがシリア首都近郊の研究施設を「砲撃」  古澤襄

(CNN) シリア国営テレビは、首都ダマスカス近郊ジャムラヤにある「科学研究施設」が5日、イスラエル軍によるロケット弾攻撃を受けたと伝えた。
標的になったのは、政府の国防関連の研究施設とみられる。国営テレビは、イスラエルがシリア反体制派に加勢していると非難した。
一方、イスラエル軍は「そのような報道にはコメントしない」との立場を貫いている。米当局者は4日、イスラエル軍が3日から同日にかけてシリアを空爆した可能性を指摘していた。
またジャムラヤの研究施設を巡っては、シリア政府が今年1月末、イスラエル軍機による攻撃で職員2人が死亡、5人が負傷したと発表。
これに対して米当局者が、イスラエルの標的は同施設でなく、シリア政府からレバノンの民兵組織ヒズボラに地対空ミサイルを運ぶための車列だったと述べた。シリア側は当時、ミサイル運搬の事実はないと主張していた。(CNN)>
<【5月5日 AFP】シリアの国営シリア・アラブ通信(SANA)は5日、首都ダマスカス(Damascus)市内のジャムラヤ(Jamraya)の科学研究センターが、前夜からイスラエルのロケット弾で攻撃されたと伝えた。死傷者の有無には言及しなかった。
シリアのテレビ放送は、ダマスカスの東の郊外にある農業地帯グータ(Ghouta)で「テロリスト包囲網を緩める」のがイスラエルの攻撃の狙いだと伝えた。
事実と確認された場合、イスラエルによる対シリア攻撃はこの1週間で2度目となる。米メディアはイスラエルが2日深夜から3日未明にかけて、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ(Hezbollah)への武器輸送を標的に空爆を行ったと伝えたものの、イスラエルは確認や否定を一切避けている。
シリア政府は報復の可能性を警告しており、同国の内戦が中東域内に飛び火する事態への懸念が強まっている。国連(UN)によると、シリア内戦では2011年3月以降少なくとも7万人が死亡した。(AFP)>
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