<シンガポールを訪れている甘利経済再生担当大臣は、リム・フンキャン貿易産業相と会談し、TPP=環太平洋パートナーシップ協定に関連して、工業製品など配慮すべき品目が多いベトナムなどに対し、産業育成の支援などを連携して行っていくことで一致しました。
この中で甘利経済再生担当大臣は、日本が交渉に参加するTPP=環太平洋パートナーシップ協定について、「7月の交渉会合で日本が実質的な議論に参加できるよう、環境整備をお願いしたい」と要請しました。
これに対し、リム・フンキャン貿易産業相は「日本ができるだけ早く円滑に会議に参加できるよう尽力したい」と述べ、日本に配慮して交渉会合の日程などを調整したいという考えを示しました。
そのうえで、甘利大臣が「TPP交渉では、発展途上国がついて来られるような環境整備をしていくことも大事だ」と述べたのに対し、リム貿易産業相も賛同する考えを示し、工業製品など配慮すべき品目が多いベトナムなどの途上国に対し、産業育成の支援などを連携して行っていくことで一致しました。
一方、会談のあと、甘利大臣は記者団に対し、来月取りまとめる経済の成長戦略に関連して、民間企業の投資や事業再編を促す方策などを盛り込んだ「産業競争力強化法案」を、ことし秋にも召集される臨時国会に提出したいという考えを示しました。(NHK)>
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